【ツナ缶の油】あなたは切って使う?切らずに使う?管理栄養士が教えるツナ缶油のメリットとデメリット
ツナ缶は大人から子供まで幅広い方に利用されている缶詰ですね。 保存食としても人気でご家庭にストックしてあるという方も多いです。ツナ缶を使用していて油は切っていいのか?切らない方がよいのか?実際、油はどうしたらよいのか素朴な疑問を管理栄養士が詳しく解説していきます。
ツナの油の正体は?
ツナ缶に含まれる油で一般的な種類は大豆油が有名です。大豆を絞ってできた大豆油は旨味やコクがあり、ツナ缶で使用される時の相性がよい油です。大豆油はツナの油で使用される以外は、マヨネーズの原料や他の油と混ぜてサラダ油として使用されていて、私たちの生活にも馴染みがあります。また最近ではエゴマ油やオリーブオイル・アマニ油などでツナ缶が作られ、よりオイルを活用して料理やサラダなどに適している種類もあります。
ツナ缶の油、食べてもいいの?
ツナ缶に含まれる油はそのまま食べても問題はありません。料理に使用するとコクや旨味を出してくれる優秀な調味料へ変わります。ですが油はカロリーが高いことでも有名です。ツナ缶に含まれる油を毎回すべて食べてしまうことで、体重増加になる可能性も考えられます。適正な体重維持を意識している方は油の量を調整するか、油を切って召し上がっていただくのがオススメです。
ツナ缶の油はどのような料理に適しているの?オススメのメニューは?
ツナ缶のオイルを丸ごと楽しめる料理は、パスタや炊き込みご飯、サラダなどが相性がよいです。
パスタ
ペペロンチーノなどのオイルベースのパスタを作る時に具材を炒める際は、野菜とツナ缶を油ごと炒め調理に使用すると簡単にパスタができあがります。オリーブオイルの独特の香りが苦手な方にはツナ缶の大豆油は癖もすくなく使用しやすいです。
炊き込みご飯
ご飯を炊く時に一緒にツナ缶やその他の具材と炊き込みご飯を作ると、ツナ缶の油によってしっとりとした炊き込みご飯に仕上がります。
サラダ
サラダの栄養素中には脂溶性ビタミンという種類の栄養素も多く含まれます。ツナ缶を油ごと使用しトッピングすることで脂溶性のビタミンが私たちの体に吸収されやすくなります。
まとめ
ツナ缶の油は料理のバリエーションを増やし、栄養の吸収サポートをしてくれることがわかりました。油はエネルギーも高いため個人によっては使う量を調整したり、油を切るなど工夫が必要です。自分にとってのツナの油のメリット・デメリットを知り使いわけていきましょう。
〈参考〉
はごろもフーズシーチキン(油漬)
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
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