【この1ポーズでOK】痛い・違和感がある…動きの悪い股関節がスムーズになる「戦士のポーズ」やり方
「股関節の動きがスムーズではない…」と感じている人。それは股関節そのものが硬いのではなく、股関節まわりの筋肉が硬くなっているのが原因かもしれません。股関節を支えている筋肉を硬いままにしていると、股関節の動きだけでなく体の不調も招いてしまいます。ヨガの「戦士のポーズ」で股関節まわりの筋肉をしっかりと使っていきましょう!
股関節の役割
股関節は、胴体と両脚をつなぐ大きな関節です。大腿骨(ももの骨)の先端にあるボールのような形をした骨と、骨盤の受け皿になるお椀のような形をした骨を組み合わせた球関節の部分にあたります。そんな股関節の大事な役割のひとつが、体重を支えるということです。
股関節の可動域が狭くなるデメリット
よく「股関節が硬くなる」という表現をしますが、股関節自体が硬くなるわけではありません。硬くなるのは、股関節まわりの筋肉です。股関節まわりにある、お尻の筋肉(臀筋群)、太ももの筋肉、腸腰筋が硬くなると、股関節の可動域が狭くなります。股関節まわりの筋肉が硬くなり、可動域が狭くなることで、骨盤の位置が傾き姿勢が悪くなってしまいます。その結果、肩こりや腰痛なども引き起こしてしまいます。
また、股関節付近には大きなリンパ節があり、可動域が狭くなるとリンパの流れも滞ってしまいます。下半身の冷えやむくみを解消するためにも、股関節の動きをスムーズに保ちましょう。
股関節の動きをなめらかにする「戦士のポーズ」
①肩幅の1.5〜2倍ほど脚を開いて立ちます。左足のつま先を外側に向け、右足のつま先を軽く内側に向けます。腰に軽く手をあて、おへそを真正面に向けます。
②上半身をまっすぐ立てたまま左ひざを曲げて脚を踏み込み、腰を落とします。左足のつま先とひざは同じ方向に向けましょう。また左足のつま先よりひざが前に出ないように気をつけてください。
③両手を真横に伸ばし左手の指先を見つめます。そのまま呼吸を続けて30秒キープをします。
④反対側も同様に行いましょう。
ポイント:伸ばしている脚でしっかりと床を踏むことを意識しましょう。また片方に重心をかけすぎず、左右に分散させるイメージで行いましょう。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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