運動もマッサージも不要!ほっそり美脚に変わる、ぐうたらさんのための【お尻ゆらゆらリンパケア】
むくみ解消や脚痩せのためには、運動やマッサージがいいと分かっているけど…。ケアの時間がなかなか取れなかったり、動くのが苦手だという人もいると思います。今回はそんな人にぴったりのお手軽リンパケアを紹介します。
「むくみ」ってどういう状態?
むくみのことを「浮腫(ふしゅ)」といいます。これは皮膚の下に水がたまった状態。例えば履いていた靴下の痕がなかなか消えない時は、体の水分の割合が正常な時よりも5~10%以上増えていると言われています。また、むくみが脚に出やすいのは、重力の関係で体の下に水分が溜まりやすくなるからです。
おもなむくみの原因
・塩分のとりすぎ
塩分をとりすぎた場合、体の塩分濃度を薄めるために体が水分を溜め込みやすくなります。
・ホルモンの影響
特に女性の場合は月経周期によるホルモンの関係で、月経前の時期は体に水分をため込みやすくなります。
・臓器の疾患によるもの
特に慢性的なむくみの場合、内臓の病気からくるものもあると言われます。むくんでいる場所を指で押すと指の痕が残り、数日経っても戻らないような場合は、専門医に相談をしましょう。
リンパとむくみの関係
人間の体液の循環は、血管とリンパ管がその役割を担っています。血管の中の体液は毛細血管を通じて、動脈から静脈へ流れる液体の約9割が直接入り込んで循環します。静脈に回収されなかった残り約10%の体液は全身の隅々でリンパ管に吸収され、この液体をリンパ液といいます。
リンパ液は成人で1日約1リットル流れるのですが、血液よりも流れる早さが遅いのが特徴。過剰なリンパ液がリンパ管の外で回収されずに溜まってしまうと、その部位が見た目に膨れていきます。これがリンパの循環不良によるむくみです。
むくみを解消にはリンパマッサージを
溜まったリンパ液を流し、体液の循環をスムーズにすることでむくみの解消と予防ができます。それに必要なのが「運動」と「リンパマッサージ」ですが、今回は自宅でリラックスしている時や寝る前などにも簡単に取り組めるリンパケアを紹介いたします。
鼠蹊部を刺激するといい理由
このあと紹介するストレッチでターゲットにしているのは鼠蹊部のリンパです。鼠蹊部とは脚の付け根の前側のことで、リンパが集中している部分です。鼠蹊部をほぐしてリンパを流すことで、不要な水分や老廃物が排出されやすくなります。
日頃デスクワークなどで長時間座っていることが多い人は、脚がむくみやすいですよね。これは鼠径部が上半身の重みで圧迫されてしまってリンパの流れが滞るから。鼠蹊部をストレッチで伸ばしたり、刺激を入れることでむくみが解消でき、脚だけでなく、下腹部のむくみも取れてスッキリ。下半身のもたつき感が気になる人はぜひ実践してみてください。
お尻ゆらゆらリンパケア
(1) うつ伏せになって、握りこぶしを脚の付け根の前に差し込む。
(2) 脚の付け根前に痛みや違和感がなければ、この体勢のままお尻を揺らす。
※自然な呼吸を続けながら、20秒ほど揺らしてみましょう。もし痛みや違和感がある場合はお尻を動かさず、うつ伏せのままキープするだけでも構いません。
運動方法の詳細は以下動画からも確認できます
AUTHOR
宇都宮明香
五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。
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