見た目でわかる!美味しい【さつまいも】の選び方、品種による違いを管理栄養士が解説


今が旬のさつまいも!おやつにも食事にも取り入れられる便利な食品ですよね。買う機会が増えるさつまいも、おいしいものかどうか見分けるポイントを知っていますか?今回は、品種による違い、おいしいさつまいもの選び方や甘さについて紹介します!
さつまいもの種類による特徴は?
品種によって食感や甘さが異なるさつまいも。代表的なものとしては、関東では「紅あずま」、関西では「高系14号」になります。紅あずまは、どんな料理にも使いやすいホクホクとした食感が特徴的です。高系14号はしっとりしていて繊維が少ないため、お菓子やポタージュにも向いています。

ねっとりした食感を楽しみたいときには安納芋。甘味も強く、オレンジ色をしています。

しっとりとした食感のものでは、シルクスイートや紅はるか。どちらも甘味が強く、焼き芋やお菓子に向いています。

スーパーで見かけたときには、お好みの食感のものを選んでみてください!
おいしいさつまいもの特徴
見た目でわかる見分け方について紹介します!

形
ふっくらして丸みもあるものがおいしく育った証拠です。真ん中の部分がふくらんでいて、極端に曲がっていないものがおすすめです。
色
傷がなく、色が均一で濃いものを選びましょう。傷があると、中に「す」が入っている可能性があるので注意が必要です。
ひげ根
ひげ根が少ないものは、繊維質が少なくなめらかなものが多いです。特にひげ根がかたいものは繊維が多いものになります。
重さ
ずっしり重みのあるものがおすすめです。同じ大きさでも軽いものは中に「す」があるかもしれません。
見た目では分からない甘さ
切り口から出ている黒い液だれが多い方が甘いと言われることがありますが、切り口から出るのはヤラピンと言われる成分が乾いて黒くなったものです。ヤラピンの多さは甘さとの関係性はなく、ヤラピンが少なくても甘い品種もあります。

また、ヤラピンは腸の働きを促します。さつまいもに多く含まれる食物繊維との相乗効果で便秘改善にも効果があるのです。
さつまいもはじっくり加熱することで、より甘くなります。甘さを楽しみたい時には、お好みの食感の品種を選び、じっくり蒸したり焼いたりしましょう!
【参照】
サツマイモ |とれたて大百科|食や農を学ぶ|JAグループ
ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health
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