【きのこ】種類によって栄養素や向いている調理法が異なる?管理栄養士が解説

 きのこのイメージ
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きのこが美味しい季節になってきました。さまざまな種類がありますが、実は栄養素やおすすめの食べ方にそれぞれ違いがあります。今回は、よく出回っているきのこ5種類の栄養素や食べ方を紹介します。

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きのこ類に多い栄養素や栄養素を逃がさない調理法を紹介します。

きのこに多く含まれる栄養素

食物繊維カリウムビタミンDビタミンB₂が多く含まれています。特に干したきのこは、骨の健康を維持するビタミンDがより豊富です。

※カリウム:体内の浸透圧や水分を保持する。ナトリウムを排泄する働きもあり、塩分の過剰摂取を調整するために必須となる。

※ビタミンB₂:皮膚や粘膜の保護、成長を促す。体内での脂質代謝を助ける。

栄養素を逃がさない調理法

ビタミンDは油を使用すると吸収率が上がります。また、汁物や煮物など煮汁も食べられる調理法にすると、溶け出したカリウムやビタミンB₂も逃がしません。

きのこスープのイメージ
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きのこそれぞれの違いについて紹介します。

うま味たっぷりな【しいたけ】

しいたけのイメージ
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栄養素

きのこ類の中では、たんぱく質が多く含まれます。また、うま味成分であるグアニル酸が豊富です。特に乾燥しいたけは、栄養素が凝縮され栄養価が非常に高いです。

調理法

生しいたけは焼き物や炒め物、天ぷらなど食感を味わえる調理法が合います。乾燥しいたけは時間をかけて水でもどし、煮物や汁物で戻し汁のだしも活かすとより楽しめます。

 

リラックス効果のある【えのきたけ】

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栄養素

糖質の代謝を助けるビタミンB₁が多く含まれます。リラックス効果のあるGABAも豊富です。

調理法

さっと炒めると食感を楽しむことができ、じっくり加熱する煮物や汁物はとろみが出ます。ハンバーグや餃子の肉だねに混ぜ、食感を楽しむのもおすすめです。
 

二日酔いには【ぶなしめじ】

しめじのイメージ
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栄養素

二日酔いに効果のあるオルニチンが多く含まれます。しじみの約7倍多く含まれており、おつまみに最適です。

調理法

味がいいぶなしめじは、煮物や汁物に入れるとうま味を逃がさず楽しめます。

肉と相性抜群な【まいたけ】

まいたけのイメージ
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栄養素

生のきのこの中では特に、ビタミンDが多く含まれています。

調理法

炒め物や煮物、炊き込みご飯などがおすすめです。また、たんぱく質分解酵素が多く含まれるため、肉と一緒に漬け込んで調理をすると肉がやわらかく仕上がります。

むくみ防止には【エリンギ】

エリンギのイメージ
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栄養素

特にカリウムが多く含まれ、むくみ防止に効果があります。

調理法

汁物、ソテーなど幅広く使用できます。縦にさくと味が染みやすく、横向きで輪切りにするとホタテのような食感が楽しめます。

 

ヘルシーなきのこを活用し、食欲の秋を楽しみましょう!

【参照】
詳しく知って楽しく食べよう!おいしいきのこ図鑑:農林水産省 
八訂準拠 ビジュアル食品成分表(大修館書店)

ライター/おがわ ゆり
フリーランス管理栄養士。保育園栄養士、小学校栄養教諭、専門学校で栄養学の講師を経験。出産を機に退職し、家族の食事を考える中で「食を楽しむ笑顔をもっと増やしたい、そのためにも食事づくりを楽にするサポートがしたい」という思いが芽生え、フリーランスの道へ。現在は母親向けの時短簡単レシピの発信、栄養や健康に関する記事執筆や講師業、DNAダイエットプランナーとしてダイエットサポートをしている。Instagram:@yuri_eiyou_health

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NS Labo(栄養サポート研究所)

NS Labo(栄養サポート研究所)

全国の栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康やダイエット、美容関連の 商品開発や監修、講演やコラム執筆、メディア出演などウェルネス分野を中心に幅広く事 業を行っている。 また、2020年に「ウェルネスライフコーチ協会」を立ち上げコミュニティを通して健康貢 献活動を行っている。



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