意外と知らない糖質の多い野菜TOP3!糖質を摂り過ぎないための食べ方のコツ|管理栄養士が解説
野菜といえば糖質が少なくヘルシーなイメージがありますが、なかには意外と糖質が多い野菜もあります。ダイエットのために野菜をたくさん食べていても、糖質の多い野菜ばかり摂取していてはダイエット効果が期待できないかもしれません。 そこで今回の記事では意外と糖質が多い野菜TOP3をご紹介します。また糖質の特徴や糖質を摂り過ぎないためのコツも解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
そもとも糖質とは?
糖質はどんなものかなんとなく分かっている方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単にご説明しましょう。
糖質とは生命を維持したり体を動かしたりするのに必要なエネルギー源となる栄養素です。
特に脳や神経のエネルギー源となるため、不足すると集中力が低下したり疲れやすくなったりするといわれています。
一方で糖質を摂り過ぎると余分なエネルギーが脂肪となって蓄積して、その結果、肥満や生活習慣病を招くといわれています。
糖質は体にとって必要な栄養素ではあるものの、摂り過ぎには注意が必要なのです。
意外と糖質が多い野菜TOP3
ほとんどの野菜は糖質が少ない食品ではありますが、なかには糖質を多く含むものもあります。
ダイエットしていたり糖質制限していたりする方にとってはできるだけ糖質の多い野菜を控えたいですよね。
一般的にじゃがいもやサツマイモなどのいも類は糖質の多い野菜であることをご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
その他にも糖質の多い野菜はあります。
ここではいも類以外の野菜のなかで糖質の多い野菜トップ3をご紹介します。
1位:かぼちゃ(西洋かぼちゃ)
かぼちゃは生の状態で最も糖質を多く含む野菜です。
かぼちゃに含まれる糖質含有量はじゃがいもと同じくらいとされています。
また、かぼちゃは糖質以外にも、食物繊維やビタミンE、ビタミンCなどの栄養素も多く含んでいます。
2位:れんこん
れんこんは生の状態でかぼちゃの次に糖質を多く含む野菜です。
糖質以外にはカリウムやビタミンCなどの栄養素も含んでいます。
3位:そら豆
れんこんの次に糖質を多く含む野菜はそら豆です。
そら豆は糖質以外にも鉄や葉酸などの栄養素が含まれています。
これら3つの野菜以外にもグリンピース、とうもろこし、たまねぎなども糖質を含んでいます。
今回ご紹介した3つの野菜は糖質以外にもビタミンやミネラルなど体に必要な栄養素が含まれていますが、これらの野菜をメインに食べると糖質の摂り過ぎにつながる可能性があります。特定の野菜ばかり食べるのではなく、さまざまな野菜を組み合わせると良いでしょう。また、食事でかぼちゃサラダやかぼちゃのポタージュなど糖質の多い野菜がメインとなる料理がある場合は、その分ごはんなどの主食の量を減らすといったように糖質の摂取量を調節するのがおすすめです。
さまざまな食品をバランスよく摂ろう!
野菜は体に良いからと言って特定の野菜ばかり摂ると、栄養バランスが偏ってしまうことも。野菜によってそれぞれ含まれる栄養素が異なるため、いろんな野菜を摂取できると良いですね。
どうしても糖質の多い野菜に偏ってしまう場合は、糖質の多い主食などの量を調節するように心掛けてみてくださいね。
【参考文献】(2023年10月15日閲覧)
厚生労働省,日本人の食事摂取基準(2020年版)
文部科学省, 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
AUTHOR
一ノ木菜摘
管理栄養士/ライター。短大卒業後、病院で栄養士として働きながら管理栄養士免許を取得。その後は病院の管理栄養士やコールセンターなどの経験を経てライターとして活動を始める。ダイエットや食品、メンタルなどのヘルスケアについて論文などの科学的根拠をもとにコラムを執筆している。
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