食欲の秋だからこそ腸活しよう! 腸活おやつに「冷やし焼き芋」のススメ
暑い夏も終わり、過ごしやすい季節になってきました。秋は「食欲の秋」と言われるように、たくさんの美味しいものが旬を迎えます。でも、ついつい食べ過ぎてしまったり…こんな時期にこそ、腸内環境を整える腸活を意識してカラダの内側をキレイにすることが大変です。旬な食材「さつまいも」を使った、手軽にはじめられる腸活おやつをご紹介します。
腸活をはじめよう
朝夕の気温が下がり、吹き抜ける風に秋を感じる季節になってきましたね。スポーツの秋、読書の秋など秋にはいろんな楽しみ方がありますが、中でも魅力的なのはやはり「食欲の秋」という方が多いのではないでしょうか。おいしい食べ物はたくさん食べたいけど、食べ過ぎてしまうのも悩みのひとつ…。腸の調子を整えることは、秋の味覚を楽しみながらも健康と美容を保つことにも繋がっていくので、「腸活」を意識した食生活が大切です。
近ごろ「腸活」という言葉をよく耳にするようになった人も多いのではないでしょうか。腸活とは、食生活や生活習慣など見直すことによって、腸の持つ本来の力を取り戻すことを指します。腸活には、便通の改善だけでなくさまざまなメリットがあります。腸はすべての土台であり、ココロとカラダの健康にも密接に関わっていることが明らかになってきています。
腸活はココロとカラダの健康に
人が幸せな気持ちや心の落ち着きを感じている時、脳内では様々なホルモンが分泌されています。その代表的なものが、幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」や「ドーパミン」です。これらのホルモンは嬉しい時、楽しい時に分泌され、やる気を高めたり、心の平穏を助けたりしする働きをすることが良く知られています。
精神を安定させる神経伝達ホルモンである「セロトニン」の90%は、脳ではなく腸でつくられていることが明らかとなりました。セロトニンは、腸内でトリプトファンというアミノ酸から合成されるのですが、この合成は、腸内の善玉菌が担っています。
腸は栄養素を体に取り入れるために重要な器官です。カラダに必要な栄養素は取り入れて、不必要なものは便として排出する役割を担っています。体は栄養素から作られますから、腸が健康になればココロとカラダの健康にもつながっていくと言われています。
手軽な腸活おやつ
秋の時期から旬を迎える「さつまいも」は、手軽にはじめられる腸活にピッタリな食材です。さつまいもに含まれる食物繊維には、腸の動きを活発にする効果のほかに、コレステロールや血糖値を下げる効果があると言われています。
また、「じゃがいも」よりも甘い「さつまいも」ですが、実は「GI値」という食後血糖値の上昇を示す値は、じゃがいもよりも低いというから驚きです。ブドウ糖が穏やかに吸収されるので、「食後の血糖値の上昇」が緩やかになり、脂肪が体にため込まれにくくなるのだそうです。
食べ方のポイント
さつまいもの皮には、ポリフェノールや食物繊維などの栄養素を含み、また便秘解消に働くヤラピンは”皮と実の間”に多く含まれているので、皮ごと一緒に食べるのがポイントです。
焼いたさつまいものでんぷんの一部が、冷めることで「レジスタントスターチ(難消化でんぷん)」という物質に変化されます。小腸で消化されにくい上、食物繊維と同様な働きをして食後血糖値の上昇を抑える作用があると言われており、つまり太りにくくなるということ。
冷蔵庫に入れて10℃以下にしっかり冷やしていただきましょう。温め直すとでんぷんに戻ってしまうので、「冷やし焼き芋」にしていただくのがポイントです。
どんな食べ物でも食べすぎると太ってしまいますので、さつまいもは1日1本程度(200~300g)を目安にしてみましょう。自然な甘みのあるさつまいもは、おやつ代わりにもピッタリなので、腸活おやつとして、「冷やし焼き芋」にしてみるのもオススメですよ。無理なく手軽にはじめられる腸活を意識して、健やかなカラダづくりを心がけていきましょう。
AUTHOR
佐藤 舞
豊富な知識と、ローフードやヨガインストラクターの資格をもち、楽しみながら実践するオーガニック&ヨガライフを提案。毎日の暮らしの中に「Inner Peace」を大切に、心潤うライフスタイルを送る。休日の楽しみは、料理や、ファーマーズマーケットで生産者さんとの直接の交流を深める時間を過ごすこと。
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