初心者向け【太りにくい・痩せやすい体作りの基本】代謝が下がる原因と誰でも痩せやすくなるヨガポーズ
「年齢とともに代謝が落ちる」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。そもそも代謝とはなんなのでしょうか? 痩せたい、太りにくい体になりたいなら、代謝について理解をし、代謝を上げるための知識を得ることがまずは必要です。代謝を上げるためのストレッチも合わせてご紹介します。
「代謝」には種類がある
代謝とは、体の中に取り入れた栄養をエネルギーに変えたり、いらないものを体の外に排出するといった、生きていく上で欠かせない生命活動のことを言います。エネルギー代謝は「基礎代謝」「活動代謝」「食事誘導性代謝」の三つに大きく分けられます。
・基礎代謝…体温を維持したり、呼吸をするなど、人が生きていくために最低限必要なエネルギーのこと。
・活動代謝…家事や仕事をしたり、歩いたりするなど、日常の活動で動くことに使うエネルギーのこと。
・食事誘導性代謝…食べたものを消化・吸収するために内臓などが動き、熱を発する際に使われるエネルギーのこと。
代謝が下がる原因
代謝が良いというのは、一般的には「基礎代謝が高い」ことを意味します。言い換えると、カロリーを消費しやすい体のこと。基礎代謝が低いとカロリーが消費されにくいので、太りやすくなってしまいます。
それでは、なぜ代謝は下がるのでしょうか。
筋肉量の減少
骨格筋で消費される基礎代謝の量は、全体の2割と言われています。筋肉量が減少すると基礎代謝も低下します。
加齢
年齢を重ねるにつれて筋肉量は減少、臓器の活動量も低下するため、全身の基礎代謝が下がってしまいます。
過度な食事制限をしたダイエット
食事制限をしたダイエットや偏った食事をすると、体に必要な栄養素が足りなくなってしまいます。結果、筋肉量が減ってしまい基礎代謝が低下します。
不規則な生活
暴飲暴食や生活習慣の乱れなどはストレスの元。自律神経が乱れると、基礎代謝が徐々に低下します。
全身の筋肉を動かすヨガトレ
基礎代謝を上げていくためには、筋肉を増やしていくことが近道。全身の筋肉を動かせるヨガのポーズをご紹介します。
①まっすぐ立ち、肩幅の1.5〜2倍の広さに脚を広げてください。左のつま先は外方向へ、右のつま先はやや内側へ向けます。
②骨盤の位置を真正面を向けたまま、腰を落とすイメージで左脚を踏み込んでいきます。ひざを痛めないためにも、ひざと足のつま先は同じ方向になるように踏み込みましょう。
③左右の脚に均等に体重がかかるようにして、左ひじを軽く左の太ももにのせ、右手を上げて遠くに伸ばします。右の体の側面をしっかりと伸ばしていきましょう。
④ゆっくりと上半身を起こし、元のポジションへ戻します。右手を下げて左手を高く上げ、今度は左の体の側面を伸ばしていきます。目線は上げた腕の方を見ましょう。
⑤この動きを5回繰り返し、反対側も同様に行なっていきます。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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