もしかしたら間違えてない?管理栄養士が教える【冷蔵庫に保存しない方がよい調味料】と正しい保存方法
料理は様々な調味料を駆使して風味を引き出しますが、中には冷蔵庫に保存しない方がよいものも実在します。これらの調味料は、冷蔵庫の特性上、品質や使用感が損なわれる恐れがあるのです。以下、具体的な調味料とその理由について深く探ることにしましょう。
冷蔵庫に保存しない方がよい調味料とは?
はちみつ
はちみつは自然の甘みを持つ人気の調味料です。しかしながら、冷蔵庫で保存すると結晶化しやすくなり、その独特な滑らかなテクスチャーが失われることがあります。そのため、スプーンで取る際や料理に使用する際に不便に感じることが多くなります。直射日光や高温を避けた冷暗所での保存が理想的です。
砂糖
砂糖は料理やお菓子作りに欠かせない調味料ですが、冷蔵庫内の湿度に弱く、また他の食品のニオイを吸収しやすい性質を持っています。湿度により固まることがあり、取り出すのが困難になる場合もあります。したがって、常温で湿度の低い、通気性の良い場所での保存がおすすめです。
本みりん
本みりんは日本料理に欠かせない調味料で、独特の甘さと旨味で料理の味を引き立てます。しかし、冷蔵庫での保存は、糖分が結晶化しやすくなり、風味が損なわれる可能性があります。冷暗所で保存することで、本来の風味を長持ちさせることができます。
調理油
オリーブオイルやサラダ油などの調理油は、健康的な料理を心がける方々に重宝されます。しかし、冷蔵庫内で保存すると油が凝固や白濁し、料理に直接使用する際に手間がかかることがあります。涼しい場所、過度な日光や熱を避けて保存するのがベストです。
塩
塩は調味料の基本中の基本です。しかしながら、湿気により固まることがあるため、冷蔵庫のような湿度が高い環境は避けたほうが良いでしょう。特に、料理時に適量を取り出す際の手間が省けます。
管理栄養士のコメント
我々が日常的に使用する調味料も、保存方法によっては品質が大きく変わることがあるとわかりました。特に、冷蔵庫の環境は一部の調味料にとっては良くない状態を作り出すことがあります。調味料の特性を理解し、それぞれに合わせた保存方法を選ぶことで、料理の質を向上させ、無駄なく使用することができるでしょう。
AUTHOR
竹内寿美恵
保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。
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