【そば(乾麺)】正しく保存してる?シンク下に入れてない?気を付けるべきポイントを管理栄養士が解説
夏につるつると食べられて人気のあるそば。お店で食べるものもおいしいですが、乾麺を使えばお家でもさっとゆがいて食べることができますよね。乾麺の場合は、長期保存できるのも嬉しいポイントです。乾麺のそばは、どうやって保存するのが正しいかご存じでしょうか?今回は、そば(乾麺)の保存方法のポイントについてご紹介します。
そもそも「乾麺」ってどういうもの?
そばの「乾麺」とは、生のそばを干すことで水分を飛ばし乾燥させたものです。
カビや微生物が繁殖しにくくなるため、長期保存が可能になるのが一つの特長です。
しかし、保存方法が適切ではないと、賞味期限が短くなってしまう恐れがあります。
そばの正しい保存方法とは?
ポイント①直射日光を避ける
そばは、直射日光があたらない場所に保管しましょう。風通しの良い冷暗所に保管するのがおすすめです。直射日光は、品質劣化につながります。
ポイント②湿気が多いところを避ける
湿気が多い場所は、虫やカビが発生しやすいため、保管場所としては避けた方が良いでしょう。例えば、シンク下などは湿気がこもりやすくなっています。
ポイント③冷蔵庫に保管する場合は要注意
「冷暗所」への保管が推奨されているからといって、必ずしも冷蔵庫に保管しなければいけないわけではありません。
気温や湿度の高い季節は冷蔵庫で保管しても良いでしょう。
ただし、出し入れの際に結露ができて水分が発生し、カビの原因につながることがあります。
結露ができないよう乾燥剤を入れたり、使い切れる量を小分けにして保管したりなど工夫すると良いでしょう。
開封後の保存方法は?
開封した場合は、密閉できるようなチャックのついている保存袋や密閉できるタッパーなどに入れて保管しましょう。開封後でも直射日光と湿気から守ることが大切です。
乾麺を茹でた後に保存したい場合
茹でた後にどうしても食べきれず、保存しておきたい……。その場合は、冷蔵庫で保存しておきます。
乾燥すると麺同士がくっついてしまい食べにくくなってしまうので、1食分ずつ小分けにしてラップや保存容器に入れて保存しましょう。
保存できる目安は3日ほどですが、乾麺と比べると腐りやすくなっているため、なるべく早く食べ切ることをおすすめします。
そばの賞味期限はどのくらい?
開封前の乾麺のそばであれば、常温で1~2年が一般的です。
メーカーや商品によって異なりますので、購入時に必ず賞味期限をチェックしておきましょう。
開封後は開封前と比べて劣化のスピードが速くなります。
賞味期限に限らず、なるべく早く使い切ることをおすすめします。
保管方法が適切ではない場合は、記載されている賞味期限よりも早く食べられない状態になってしまう場合がありますので、正しい保管を心がけましょう。
【参考文献】
AUTHOR
宮﨑奈津季
管理栄養士、離乳食アドバイザー、薬膳コーディネーター。 介護食品メーカーで営業を2年間従事した後、独立。料理動画撮影やレシピ開発、商品開発、ダイエットアプリの監修、栄養価計算などの経験あり。 現在は、特定保健指導、記事執筆・監修をメインに活動中。一児の母。
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