残りご飯でできる!少ない材料で簡単もちもち【冷ご飯+ホームベーカリー】食パンレシピ
「グルテンは控えたいけど、朝はどうしてもパン派」「市販のパンの小麦粉の質やマーガリン、ショートニングが気になる」「家にホームベーカリーがあるけれど作る手間が面倒で作らなくなってしまった」「100%お米で作るパンは手間がかかって長続きしない」。。。今回ご紹介するレシピは、そんな方にはぴったりの、小麦粉の1/3をお米に置き換えた、牛乳やバターを使用しなくても簡単に作れるもちもちパンのご紹介です。
ホームベーカリーで作るパンとは?
機械の中にパンの材料を入れ、スイッチを押せば数時間後には焼き立てのパンが作れる「ホームベーカリー」。捏ね、発酵、寝かし、焼きを自動管理してくれる便利なパン焼き機です。中に入れる具も、捏ねの良いタイミングで自動投入してくれたり、時間設定をすれば希望の時間に焼き上げることもできるので、朝に焼きたてのパンを食べることも可能です。
また、焼き加減を選べる機能がついているホームベーカリーは、外をしっかりカリっと焼いたり、サンドイッチ用のパンのように焼き目をあまりつけずに焼いたりと、自分好みのパンを楽しむこともできます。(すべてホームベーカリーの機能により仕様は異なります)
ホームベーカリーでパンを焼く理由
・焼きたてのパンが食べられる
・中に入れる具を好きにアレンジできる
・材料にこだわった安心安全なパンが食べられる など、理由はさまざま。
しかし、「材料を用意し、計って、数時間待って冷めてからカットする」というような、市販のパンを購入するよりも、手間と時間と労力がかかるのも事実です。
市販の食パンとホームベーカリーの食パンの原材料の違い
【市販の食パンの原材料】
スーパーで販売されているような、市販の食パンの裏の原材料に記されている原材料を一部ご紹介します。
小麦粉、砂糖、糖類、バター入りマーガリン、脱脂粉乳、食塩、バター入り小麦粉調製品、食用油脂、粉末油脂、ショートニング、ファストスプレッド、パン酵母、発酵風味料、醸造酢加工品/乳化剤、糊料(キサンタン)、イーストフード、甘味料(ステビア)、ビタミンC、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)※これらがすべて入っているわけではありません
【ホームベーカリーの食パンの原材料】
強力粉、バター、砂糖、塩、生クリーム、牛乳、スキムミルク、油、ドライイースト ※これらがすべて入っているわけではありません
【今回ご紹介するホームベーカリーの食パンの原材料】
強力粉、米、油、砂糖、塩、ドライイースト(または白神こだま酵母)
市販のパンとホームベーカリーの原材料を比べるだけでも違いは多くありますが、市販の小麦粉はほとんどが輸入小麦(注1)であったり、トランス脂肪酸の含まれたマーガリンやショートニングが含まれていたり、長期保存や食感を良くするためにと一般では使わない原材料が多く使われています。
注1)輸入小麦は収穫の効率を上げるために、収穫直前に『プレハーベスト』という除草剤が撒かれることが多く、また、保管・輸送中の害虫被害を防ぐために、収穫後に『ポストハーベスト』という農薬を散布することも多く、農作物の残留農薬が懸念されています。
安心安全!簡単な材料で作るホームベーカリー食パンの作り方
今回ご紹介するレシピは、バターや牛乳を使わず、小麦粉の一部を冷ご飯に置き換えた、小麦を控えている方にもおすすめのレシピです。
【材料】
A
冷ご飯 150g (白米、もしくは玄米でも可)
水 適宜
B
強力粉 300g
油 20g (オリーブオイル・太白胡麻油・サラダ油・ココナッツオイルなど)
砂糖 20g
塩 3g
C
ドライイースト(白神こだま酵母でも可) 3.5-4g
【作り方】
1,小鍋に冷ご飯150g、水をひたひたになるくらいまで入れ火にかける。
※ここで入れる水は250g以下にしてください。
2,沸騰したら極弱火にし、約3分程煮込みお粥を作る。
3,ホームベーカリーの容器をはかりの上にのせ、「2」を移し、合計が400gになるまで水を加える。※お粥+水=400g になるようにします。
4,「3」が人肌くらいまで冷めたら「B(強力粉、油、砂糖、塩)」を順番に加える。
※以下のことに気を付けてください。
強力粉…中央から山になるように入れる
油…容器の側面(水が張っている部分)に円を書くようにまんべんなく入れる
砂糖…強力粉の上に全体的に振りかける(イーストに触れるように)
塩…容器の端に入れる(イーストに触れないように)
5,「4」をホームベーカリーにセットし、「C(イースト)」を加え、標準コースのスイッチを入れ製パンスタート。
6,できあがり
できあがりの食パンのサイズは、ジッパー付きポリ袋(大)にちょうど収まる分量になります。容器いっぱいの大きいサイズで作りたい場合は、レシピの1.5倍の量でお試しください。
7,粗熱を取って、ジッパー付きポリ袋(大)に入れ、冷蔵庫で保存。
※一日経ってからカットすると綺麗に切ることができるのでおすすめです。
お米は玄米でも同じように美味しく作ることができます。玄米の場合は白米に比べ、よりモチモチとした食感で、少しずっしりとした食べ応えのあるパンになります。
今回のレシピは、可能な限りお米の量を増やし、砂糖や油、塩などの割合をできるだけ減らして作ったレシピです。
ホームベーカリーの種類によってもできあがりが少しずつ違いますので、出来具合を見ながらご自身の好みの美味しパン作りにぜひチャレンジしてみてください。(レーズンなどのドライフルーツを入れる際は約100g、くるみなどのナッツは80gくらいがおすすめです。)
AUTHOR
半田葉子
バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_
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