寝ながらできるからキツくないのにめちゃ効く!プリっとしたお尻になれるインナーマッスルトレーニング
ヒップアップトレーニングでアウターマッスルと呼ばれる大臀筋ばかりを意識してトレーニングしていませんか?実はインナーマッスルを意識する方が効果的です。今回はその理由とおすすめトレーニング法をご紹介します。
ヒップアップのためにはインナーマッスルを鍛えるべし!
ヒップアップエクササイズと言えば、ヒップリフトやダンベルを持ってスクワットをするなど、かなり負荷の高いエクササイズが有名ですが、それらのエクササイズは主にアウターマッスルと呼ばれる外側=手で触れる筋肉にアプローチしています。しかし、骨の左右差やゆがみを整え姿勢を正しい位置にキープしたり関節を機能的に動かしたりするには、インナーマッスルの働きが欠かせません。
アウターマッスルは骨を大きく動かして、パワーを発揮する役割が大きいのですが、インナーマッスルはアウターマッスルと比べより骨に近い位置についているため、骨を安定させたり、効率よく動かしたりすることを主な仕事としています。家に例えていうと、インナーマッスルは柱と柱をつなげるネジのような役目です。アウターマッスルばかりを鍛えるということは、ネジが緩んだまま塗装を厚くしているようなもの。これでは、家の柱が安定するはずはありませんし、どこかが歪んだり左右均等に使えないことで、痛みや不調につながることも容易に想像がつきます。
インナーマッスルが弱くアウターマッスルばかりを使うということは、家の柱が不安定=姿勢やトレーニングフォームを正しい位置に保つことができないため、トレーニング効果も低くなってしまうということです。ヒップアップするにしても、まずはお尻のインナーマッスルをトレーニングし、関節を安定的に使える、正しいトレーニングフォームをキープできる力を養ってからアウターマッスルをトレーニングすることで、効率よく&不調なく筋肉をつけることができるようになります。
お尻のインナーマッスルトレーニング
今回ご紹介するトレーニングはヒップアップトレーニングなどのアウターマッスルのトレーニングの前に行うことも効果的ですが、日常の股関節の動きの安定にもつながる、お尻のインナーマッスルのトレーニングをやっていきましょう。
<やり方>
1)右側を下にして横向きに寝て、頭を腕枕で支える
2)右膝を伸ばし、左膝は曲げ、かかとを右膝の下あたりに置く。つま先は下向きで
3)息を吐きながら左かかとを滑らせるようにして左膝を伸ばし、右足の甲に左かかとを押しつけるようにする
4)息を吸いながら膝を曲げて2)のポジションに戻る
<ポイント>
・膝を体の前に倒すとお尻のインナーマッスルに効きづらくなるため、左膝は天井方向を向ける
・おへそが天井方向に向いて仰向けに近くなるとお尻のインナーマッスルに効きづらくなるため、体を真横に向けておく
・左膝を伸ばす3)の動きの時、内もも同士をキュっと寄せるように意識すると内もものトレーニングにもなる
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AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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