これだけやればOK!全身の疲労回復と引き締め効果が叶う【1分でできる太陽の礼拝】
暑さによる体力の消耗と、冷房による冷えや外気との温度差で、疲れが溜まっている人も多いと思います。身体の疲れがスッキリとれて、さらに全身の引き締めも叶うヨガのポーズをひとつだけ覚えてみませんか?
初心者でも実践しやすい「太陽の礼拝」
ヨガを代表するポーズのひとつである「太陽の礼拝」。すべてのヨガのポーズにおいての基本となり、初心者でも実践しやすい流れのあるポーズです。
太陽の礼拝には、太陽に挨拶をし、太陽の恵みに感謝するという意味が込められており、流派によって内容は若干変わりますが、呼吸に合わせて連続した12のポーズをとっていくものです。12のポーズは、太陽が1年かけて黄道十二宮を1周することに由来していると言われています
太陽の礼拝は体にもいい影響がたくさん!
呼吸に合わせて1ポーズ、ダイナミックに全身を動かす太陽の礼拝は、心身ともに嬉しいメリットがあります。
・代謝アップ…背中、腹部、股関節まわり、肩など全身を動かすので、体のすみずみまで巡りが促されます。また大きな筋肉を動かすので、代謝もアップします。
・自分と向き合える…基本的に難しいポーズはないので、自分の意識に集中することができます。日々変化していく心と身体に気づきやすくなります。
・ストレスの解消…呼吸に合わせて丁寧に行うことで、自律神経が整い心が安定していきます。
・身体の引き締め…全身の筋肉を伸ばしたり縮めたりするので、引き締め効果も期待できます。
太陽の礼拝を簡単に行える「ハーフナマスカーラ」
太陽の礼拝が、心身ともに嬉しい効果があることは伝わったかと思います。しかし「12のポーズを覚えるのは大変」「毎日12のポーズを続ける時間がない」と思う人もいると思います。
そこで今回おすすめしたいのが、太陽の礼拝を短くしたハーフナマスカーラです。前屈が基本になっていて全身をしっかりと動かすことができるので、身体も気持ちもリフレッシュできます。
1分でできる「ハーフナマスカーラ」
①お尻の穴をキュッと締め、天井から釣り上げられているようなイメージでまっすぐ立ちましょう。
②息を吸いながら、両手を天井方向へ上げます。お腹を引き上げながらバンザイし、肩甲骨を寄せ背中の筋肉をキュッと引き締めることを意識しましょう。
③息を吐きながら、脚の付け根から体を折り曲げるように上半身を倒し前屈をします。身体が硬い人は、ひざを軽く曲げ、お腹と太ももをくっつけた状態にするのでもオッケーです。両手は床につけましょう。
④息を吸いながら、上半身を半分起こし首からお尻が一直線になるところで止めて、背中を伸ばしましょう。ポイントはお腹を引き上げること。腰が伸ばしやすくなります。
⑤息を吐きながら再び③のポーズに戻ります。
⑥息を吸いながら、両手を天井方向へ上げながら上半身を起こし、②のポーズに戻りましょう。
①〜⑥の流れを呼吸に合わせながら何回も行うことで、徐々に身体がほぐれてきます。特に朝時間に行うのがおすすめです。
動画で確認をしたい方はこちら
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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