【枝豆】ビールに合うだけじゃない!アルコール分解を助ける優秀おつまみ「枝豆」の美味しい茹で方
夏の風物詩といえば、枝豆とビール。蒸し暑い夏にキンキンに冷えたビールと塩けのある枝豆は最高の組み合わせですよね。実は枝豆はビールのお供として合うだけでなく、栄養面でも相性がいいことはご存知ですか?今回は知られざる枝豆の栄養とおいしい食べ方をご紹介します。
知られざる枝豆の栄養について
枝豆は収穫時期の違いで大豆と同じ品種であることはご存知ですか?色が青いうちに収穫されるのが枝豆、熟した後に収穫されるのが大豆なのです。植物分類上は同じ「マメ科ダイズ属」ですが、栄養学上では、枝豆は野菜類、大豆は豆類に分類されます。
大豆は「畑の肉」と言われるくらい、良質なたんぱく質を含んでいますが、枝豆も同じく栄養が豊富。たんぱく質、ビタミンB1、B2、葉酸、鉄、カルシウムなどに加え、大豆にはないビタミンCも含んでいます。
また枝豆はアミノ酸の一種であるメチオニンが含まれているのが特徴。メチオニンは肝臓でアルコールを分解する際に必要なアミノ酸で、二日酔いの薬にも入っています。だから枝豆はビールのお供として優秀なのです。
枝豆のおいしいゆで方とは?
枝豆は枝から切り落とすと味が一気に落ちると言われています。その為手間ではありますが、枝付きの状態のものを購入し、茹でる直前に枝から切り落とすのがおすすめ。ゆで方のポイントは以下の通りです。
①さやの端をカットする
さやの端をカットすることで、塩味が染み込みやすくなります。枝についている部分のみ切り落としてもいいですが、両端を切り落とすとより染み込みやすくなります。
②塩で揉み洗いをする
ボウルに枝豆を入れ、塩をかけて揉み込みます。こうすることで、枝豆の産毛が取れ、口当たりがよくなります。
③たっぷりの湯でさっとゆでる
4%の塩水(1Lのお湯に大さじ2杯強程度)を沸騰させ、枝豆を入れます。再度沸騰してから4分程度経ったら、ゆで加減を確認しましょう。余熱でも火が通るので、ちょっと硬めかなと感じる程度でざるにあげるのがポイントです。
ゆで上がっていたら、ざるにあげてそのまま冷まします。この時、水にさらすと水っぽくなって味が落ちてしまうので、注意してくださいね。
シンプルな調理方法なだけに、調理方法で大きく味が変わります。旬の今の時期こそ、おいしい枝豆を楽しんでくださいね。
<参考元>
『からだにおいしい 野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
JAグループ 夏の旬野菜エダマメ
AUTHOR
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く