体に良さそうな【ウコン】摂取しないほうがいい人って?ウコンの健康効果や注意点を管理栄養士が解説

 体に良さそうな【ウコン】摂取しないほうがいい人って?ウコンの健康効果や注意点を管理栄養士が解説
Adobe Stock

ウコンは日本だけではなく海外ではインドを中心としてターメリックの名前で知られ、体に良い食材として有名です。しかし、ウコンは効能・効果が研究報告がありメリット・デメリットを理解して使用することが必要です。 今回は管理栄養士に詳しくウコンについて解説していただきます。

広告

ウコンは何からできている?

ウコンは生姜科の植物で私たちが食べているのは根っこの部分を乾燥してパウダー状にした商品です。ウコンの色は鮮やかな黄色で、カレーもこのウコンの色が特徴的な色をもたらします。

カレー
Photo by Canva

ウコンのメリットとは?

ウコンの主な成分の中にはクルクミンが挙げられ、多くの健康効果が期待できます。

抗炎症作用

体の中で起こる慢性炎症を予防する効果があり、生活習慣改善に役立ちます。慢性的な炎症は加齢・肥満などから引き起こされるため日々生活でケアして早めの対処が大切です。

抗酸化作用

クルクミンは強力な抗酸化成分で、体内の酸化ストレスを軽減します。また、シワやお肌のシミの原因となる活性酸素に対する抗酸化作用があるため、美肌効果も期待できます。

ウコンメリット
Photo by Sumie

ウコンのデメリットとは?

薬との作用

ウコンは血液凝固抑制薬と一緒のとることで相互作用する可能性があります。お薬を飲まれている方がサプリメントなどで継続的に飲まれる時は医師や薬剤師に飲み合わせをしっかり聞いておく必要があります。

消化器障害

一般的にお食事から食事をする量では問題ありませんが、サプリメントなどで大量に摂取した場合、一部の方は胃痛・吐き気・下痢などの消化器系の問題でてくる可能性があります。

デメリット
Photo by Sumie

1日に摂ってよい量は?

ウコンの成分であるクルクミンは食品安全委員会より1日の許容一日摂取量(ADI)を体重1kgあたり3mgとされています。

健康のために毎日ウコンを摂ることを意識するのは良いことですが、過剰摂取には注意が必要です。ウコンの健康効果を手軽に補うには、料理などで少量ずつ使用するのが最適です。ウコンには独特の香りもあるため、生活に取り入れやすくするために、最近ではコールデンラテなど朝のコーヒーの代わりに健康を意識して飲む方も多く、ご自身の生活スタイルに合わせて無理なく効率的にウコンの健康効果を取り入れたいですね。

ゴールデンラテレシピ

材料
・牛乳またはお好みの植物性ミルク…200cc
・ウコン粉(ターメリック)…1g〜2g
・シナモン…3振り
・はちみつ…小さじ1

作り方
①牛乳を鍋にいれて温める
②ウコン粉・シナモンを入れる
③最後にはちみつを入れてできあがり

カフェインが含まれていないため、夜にリラックスしたい時に睡眠の質を損なうことなく楽しむことができます。

ゴールデンミルク
Photo by Canva

参考:食品安全委員会

広告

AUTHOR

竹内寿美恵

竹内寿美恵

保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

カレー
ウコンメリット
デメリット
ゴールデンミルク