チーズは太りやすい?それとも太りやすくない?チーズの選び方や食べ方について管理栄養士が解説

 チーズは太りやすい?それとも太りやすくない?チーズの選び方や食べ方について管理栄養士が解説
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チーズは料理でもスイーツでも、どの場面でも大活躍の食材です。 ですがチーズもさまざまな種類があり量や選び方など注意しないと太りやすい食材になってしまう事もあります。注意すべきポイントや体重コントロールにぴったりなチーズを今回は管理栄養士に、注意すべきポイントや体重管理に適したチーズについて解説していただきます。

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実際チーズは太りやすい食材なのか?

まず、チーズが本当に太りやすい食材なのか、その真相を見てみましょう。
チーズにはさまざまな種類がありますが、基本的に食事で使用されるチーズが牛乳が原材料です。原材料である牛乳はカロリーや脂質がしっかりと含まれている食材であるためチーズも高カロリー・高脂質になる事が多いです。

チーズ
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チーズに含まれる脂肪分は「飽和脂肪酸」と言われる種類で過剰に摂取してしまうと、心臓血管のリスクが高くなると言われています。またチーズは塩分を多く含んだ種類も多く、量を多く取ると「浮腫み」につながるため、体重の増加につながる可能性があります。

リスク
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それでも、チーズは体に良い影響を及ぼすメリットもたくさんあります。

チーズは少量でカロリーや脂質も高い一方、筋肉の細胞の材料であるタンパク質や骨や歯の健康を維持するために必要なカルシウムが豊富に含まれています。

タンパク質やカルシウムをしっかり補うことで骨粗鬆症の予防を助けてくれます。日本では男女ともにカルシウムは不足傾向にあるので、効率よく摂取して栄養を補うことが大切です。

メリット
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かしこく取り入れるポイントは?

チーズは私たちに不足している栄養素も多いため、体重コントロールがしやすくなるように生活に取り入れるのが一番よい食べ方です。

塩分の少ないチーズを選ぶ

チーズは大きくわけて2種類あり塩分を多く含み長期保存できるタイプと消費期限が短いフレッシュなチーズです。
カルシウムを効率よく取り入れるには塩分の含まれている量がすくないフレッシュチーズがおすすめです。
たとえば、カッテージチーズやクリームチーズ・モッツァレラチーズなどが代表的です。
 

塩分チーズ
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脂質の多いチーズの種類は少なめに

脂質が多く含まれているため大量に食べることで体重増加につながりやすくなるため、1日の量をまもって食べましょう。
目安の量はスーパーなので売られている6個入りのパッケージのチーズであれば1日1個程度になります。
塩分の多い身近なチーズはプロセスチーズ・ブルーチーズ・パルメザンチーズなどがあります。

管理栄養士からのアドバイス

チーズはタンパク質やカルシウムが豊富な食材のため、適切な量を日々守り体重増加を予防しながら必要な栄養素を取り入れていきたいですね。また長期保存できるチーズには旨味の成分も多いため調理の隠し味やアクセントなどで少量使用するのもおすすめです。

チーズ
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参考:健康長寿ネット:カルシウムの働きと1日の摂取量

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竹内寿美恵

竹内寿美恵

保育園栄養士、スポーツ栄養士、国立病院にて臨床栄養を経験。さまざまな経験を積む中で、ストレスの軽減をし、心身共に幸せな生き方をしたいと心に決める。 そのために『食×栄養×ヨガ』を組み合わせたホリスティックな知識をより深く学ぼうとインドネシア、バリ島にてベジタリアン、ヴィーガン、ローフード、ヨガ栄養学の留学をする。 現在は栄養カウンセリング、ヨガインストラクターなどフリーランスの管理栄養士として活動。



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