ベッドの中で縮こまった体を一気に伸ばす!【全身スッキリ】目覚めのストレッチ「バナナのポーズ」

 ベッドの中で縮こまった体を一気に伸ばす!【全身スッキリ】目覚めのストレッチ「バナナのポーズ」
illust AC

朝起きた時、体の強張りを感じることはありませんか?今回は目覚めをよりスッキリさせるためにおすすめのベッドの上でできる簡単ストレッチをご紹介します。全身(体側)を伸ばすことで肩や首のこり解消と予防、呼吸を深めて自律神経のバランスを整える効果もあり、心身ともにスッキリするポーズです。

広告

バナナのポーズで体側が伸びると…?

バナナのポーズは文字通り、全身をバナナのようにゆるやかに湾曲させるポーズです。両腕両脚を上下にまっすぐ伸ばすストレッチよりも、体側の伸びをさらに深めることができます。

体側ストレッチ
Illustration by illust AC

バナナのポーズの効果

● 肩こりの意外な原因、脇の下を伸ばす

脇の下にある前鋸筋(ぜんきょきん)は、肩甲骨と肋骨をつないでいる筋肉で、硬くなると肩こりや首こりの原因になります。ふだんしっかりと伸ばすことが少ない部分なので、肩こりが気になる人は意識したい筋肉のひとつです。

● 肋骨と肋骨の間の筋肉(肋間筋)が伸びて、呼吸が深まる

呼吸をする時は肋骨が広がったり元に戻る動きで肺が動きます。肋間筋(ろっかんきん)が硬くなると肺の動きが小さくなり、呼吸が浅くなりやすくなります。呼吸が浅いと体内の酸素が不足気味になり、頭痛や血行不良(それに伴う冷え)などの不調のもとに。深い呼吸は心身をリラックスさせて自律神経を整えるため、肋間筋を伸ばして呼吸をしやすい体づくりは大切です。

● 姿勢の維持

お腹の横、脇腹にある内腹斜筋(ないふくしゃきん)や、骨盤と太ももの骨をつなぐ中臀筋(ちゅうでんきん)もバナナストレッチで伸びる部分です。これらの筋肉は姿勢の維持に関わっているため、硬さを防ぎたい部分です。

バナナのポーズをやってみよう!

<やり方>

バナナのポーズ
Illustration by illust AC

1)仰向けで両脚をまっすぐ伸ばし、両腕を頭上に伸ばす

2)両足を右側へずらし、両腕も右側へずらす。右手で左の手首をつかんで、左の体側を伸ばしていく

3)左の足首を右の足首の上に乗せて交差する

4)体側の伸びや広がりを意識しながら、呼吸を続ける。5呼吸前後から2〜3分まで心地よく続けられる長さで

5)腕と脚を中央に戻して、反対側も同様に行う

呼吸は鼻づまりなどがない限りは口を閉じた鼻呼吸をしましょう。口を開けて呼吸をする時よりも、ゆっくりとした呼吸がしやすくなります。

広告

AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

体側ストレッチ
バナナのポーズ