【就寝中、突然太ももがつるのはなぜ?】頻繁に起こる脚つりの予防策「寝たまま太ももストレッチ」
睡眠中やヨガなどの運動中に突然脚がつった、という経験はないでしょうか。脚のつり、と聞くとふくらはぎを思い浮かべがちですが、「太もも」のつりに悩んでいる人も実は多くいます。原因を知り予防ストレッチを習慣にして、不安を解消しましょう!
太ももがつる原因は?
脚のつりといえばふくらはぎのイメージが強いですが、睡眠中や明け方、ヨガのレッスン中、ランニング途中など、さまざまなシーンで「太もも」に強い痛みを感じたことのあるという人を多く聞きます。
そもそも「脚がつる」とは、痛みを伴う筋肉の痙攣を指します。太ももを含めた脚のつりの原因として、以下のことが考えられます。
・冷え、血行不良
・水分やミネラル不足
・加齢に伴う筋肉量の減少
・就寝中や運動中の発汗や水分補給不足による脱水
・運動や仕事における筋肉疲労
特に太ももの場合は、筋肉の硬さや骨盤のアンバランス、下半身の血行不良などを解消することで、つり予防が期待できます。
太もものつりを防ぐためにできること
ストレッチでほぐす以外にも、生活の中で見直せるものがないか確認しましょう。
・湯船につかったり足元を冷やさない工夫をしたりして体を温める
・食事の栄養バランスを見直す
・適度な運動をする
・水分やミネラルをこまめに補給する
ベッドでできる寝たまま太ももほぐし
頻繁につりやすい人は、ストレッチをする前に脚全体をさすったりゆらしたりして、身体の緊張をほぐしてから行いましょう。呼吸を止めずに、1ポーズ30秒を目安に行います。
①仰向けになります。両膝を立て、左膝を左胸の方に引き寄せて両手を左もも裏に添えます。
②左太ももを抱えたまま、左膝を伸ばせる範囲で伸ばして左もも裏をストレッチします。右脚はできるだけまっすぐ伸ばしておきましょう。
③ゆっくりと戻し、反対脚も同様に行います。
④仰向けになり、両膝を立てて腰幅に開きます。両腕は力を抜いて床に下ろします。
⑤膝を立てたまま、左脚をさらに45度外側に広げます。
⑥息を吐きながら左膝を割座になるように内側に倒します。痛いよりも心地よさの勝る範囲でキープしましょう。
⑦ゆっくりと戻し、反対脚も同様に行います。
準備運動付き動画はこちら
AUTHOR
小野田貴代
ヨガインストラクター・ベビーマッサージセラピスト。学生時代にヨガに出会い、ヨガインストラクター養成講師を経て現在はオンラインを中心に活動。誰もが取り組みやすい、日常に活かすヨガを幅広く伝えている。CM等のメディア監修や健康コラム執筆、 FMラジオパーソナリティとしても活動。初心者から自分のペースで楽しめる「たかヨガ」もYouTubeで配信中。
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