「脚がつる」は予防できる!壁をつかった予防ストレッチ
ヨガをするとすぐに脚がつるから、ヨガの動きが合わないのかなと思ってしまうなんてもったいない。体を動かす前にやっておくと予防効果抜群の、誰でもできる基本のストレッチを紹介します。これであの、ギクッと痛い「脚のつり」を予防していきましょう。
「脚がつる」原因と考えられる要素
ヨガのレッスンをしているときに、突然「脚がつる」という経験はありますか? ほかにも就寝中やプールや海に入ったときなどに「脚がつる」経験をする方もいらっしゃるかもしれません。
安全に怪我なく過ごすためにも「脚がつる」ことを防ぎたいですね。原因を探りながら、少しでも脚がつらない状態へ繋げていきましょう。
脚がつる原因はまだ医学的に解明できていない部分も多いようですが、以下のような原因が考えられています。
●筋肉の過緊張
●筋肉の過度な収縮
●筋肉疲労
●筋肉量の減少
●水分、ミネラル不足
●冷え、血流不足
●加齢、運動不足
脚がつってしまったときは、つった箇所を温めたり、さすったり、つった箇所をゆっくり伸ばしてみたりして様子をみることが大事ですが、まずは予防として以下の基本ストレッチを習慣づけてみてください。
脚がつらない予防ストレッチⅠ
①壁に足裏がつくように脚を伸ばして座る。右脚を曲げ、右足裏が左内ももにあたるようにする
②おへそを、伸ばした脚に近づけ股関節から上半身を倒す。伸ばした足裏は壁を押し続け、アキレス腱、ふくらはぎ、ひざ裏、もも裏の筋肉の伸びをじんわり感じながら深呼吸
③ゆっくりと背骨を下から動かして起き上がる(頭が最後に起き上がるようなイメージ)
※反対の脚も同じように行う
脚がつらない予防ストレッチⅡ
①壁の前で両手を壁に添えて立つ
②片足を大きく一歩後ろへ。かかとまで床についたまま、前脚を曲げて後ろ脚の伸びをじんわり感じながら深呼吸
③両肘を壁につけ、両手を組み、組んだ手の上におでこを休めるようにしても良い
④後ろ脚と前脚をそろえ気をつけの姿勢へ戻る
※反対足も同じように行う
足がつらない予防ストレッチⅢ
①壁の前で両手を壁に添えて立つ
②片脚を曲げ、足の持てるところをもち、足先、足の甲、すね、前ももの伸びをじんわり感じながら深呼吸。内もも同士は中心に寄せ合う
③気をつけの姿勢に戻り、反対の脚も同じように行う
ふだんから、手先足先をさすったり、ふったり、足首手首まわし、指と指の間を大きく根元から開いてみたり…といった、身体に優しく手を当てることも大事にしてみてください。
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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