「夜中によくトイレに行く」のは足のむくみのせい?仰向け姿勢でむくみ解消!簡単ふくらはぎエクサ
ぐっすり寝ていたいのに夜中にトイレへ行きたくなって起きてしまうことありませんか?それはもしかしたら足のむくみが原因かもしれません。今回ご紹介する仰向けストレッチでむくみを解消していきましょう。
足のむくみと夜中のトイレの関係
足のむくみは下半身に血液など体の水分が溜まった状態です。血液は心臓から全身を巡って再び心臓に戻っていきますが、足元に巡った血液を心臓に戻す(上に押し上げる)にはふくらはぎの働きがカギとなっています。
立ったまま、座ったままなど、長時間同じ姿勢でいるということはふくらはぎを使っていない時間も長いということ。筋肉の働きが弱くなると、重力に逆らって足元から心臓に血液を押し戻す力が弱くなり、血液が停滞してしまいます。
そして、尿は腎臓で血液をろ過して作られます。夜寝るときに体が横になると、日中に足元に溜まっていた血液が腎臓に戻りやすくなって尿が作られ、夜中にトイレに行きたくなることがあります。
これを防ぐには足元に水分が溜まった状態をできるだけ避けること。ふくらはぎの筋肉をしっかりと使う運動を習慣づけるのが理想ですが、運動は苦手…という人は、これからご紹介する簡単なやり方から始めてみましょう。
仰向け姿勢でむくみ解消!簡単ふくらはぎエクササイズ
今回ご紹介するエクササイズでは足の位置を心臓より高くし使っていないふくらはぎの筋肉を動かして、少しずつ巡りをよくしていきます。足先が冷えやすい人は靴下を履いて冷えを防ぐことをおすすめします。寝る数時間前までに行うのが理想的です。
<やり方>
1)膝を立てて仰向けになり、お尻を持ち上げて腰の下にクッションなどを当てる
2)そのまま両脚を上にあげ、膝は軽く曲げる
3)つま先で円を描く。呼吸を止めずできるだけゆっくりと動かして、ふくらはぎの筋肉も動いているのを感じる。数回繰り返し反対方向も同じように行う
4)息を吐きながらかかとを押し上げてつま先をすねの方へ向ける
5)息を吐きながらつま先を天井に向けて足の甲を伸ばす。この曲げ伸ばしを数回繰り返す。
6)すべて終わったら最後は脚をあげたまま休む
体勢がキツいと感じたら、足首回しや曲げ伸ばしはもう片方の脚はおろしたまま片足ずつ行ってもOKです。
AUTHOR
吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。
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