40代乳がん検診体験談|これで怖くない!マンモグラフィを受ける時、待合室でやっておくこと
皆さんは乳がん検診のひとつ「マンモグラフィ」を受けたことはありますか?初めて受ける時は、どんな風に行われるのかわからないし、緊張しますよね…。そこで今回は、アラフォーの筆者が2023年春にマンモグラフィを受けた時の経験談をお話しします。そして検診前にやっておくといい「あること」もご紹介していきます。
皆さんは「マンモグラフィ」と聞いて、どんなイメージが浮かぶでしょうか。「胸をギュ~ッと潰される」「痛そうだからやりたくない…」といった、どちらかと言えばネガティブなイメージが強い人もいるかもしれません。けれど「乳房のX線検査」であるマンモグラフィは、40代以降、早期の乳がんの発見に有用な検査方法と言われています。40代になったら超音波検査だけでなく、是非マンモグラフィも取り入れていきたいところです。(※乳腺の状態により異なる場合あり。ご不明点は医師にご相談ください。)
では、マンモグラフィの検査はいったいどんな流れで行われるのでしょうか?筆者が実際に体験した検診の流れをご紹介します。病院によって流れに違いがあると思いますので、あくまでも一例としてご覧いただけたらと思います。
マンモグラフィ体験談~神奈川県内の、とある病院の場合~
受付/検診前の確認
マンモグラフィを受ける病院に到着です。ちなみに今回こちらの病院を選んだ理由のひとつは「乳がん検診の対応スタッフが全て女性」という点です。感じ方に個人差はあると思いますが、私自身は同性のスタッフさんの方が気持ちが楽だなと感じています。さて、まずは受付にて本人確認と当日の検診内容の最終確認、そして問診票の記入を行いました。(この日は乳がん検診で超音波検査とマンモグラフィを受けましたが、今回はマンモグラフィについてのみ、お話ししていきます。)スタッフの方より「豊胸術やペースメーカーなどの胸の手術歴がないか」ということを確認された後、更衣室へ案内されました。
検査着に着替える
更衣室にて、検査着について説明がありました。「上半身の服を全て(下着も)脱いだ上で、検査着を着用するように」とのこと。足もとはスリッパに履き替えます。乳がん検診だけであれば上半身のみ着替えればOKの場合が多いようなので、上下わかれた服の方が着替えが簡単に済みそうです。検査着は濃い紺色。厚みのある素材なので、胸が透ける心配もなく安心しました。髪型については、髪が長い人は検査用の機械に挟まってしまわないよう、まとめておいた方がよさそうです。
待合室で順番待ち
着替えが終わったら待合室へ移動し、椅子に座って順番を待ちます。下着もつけず無防備な格好をしているからか、何だかそわそわと落ち着きません。そしてやはり少し緊張します。検査が終わり個室から出てくる人の中には、ハアハアと肩で大きく息をしている人や、少し気分が優れないような人も見かけました。ほどなく自分の番号が呼ばれ、検査室に入りました。(プライバシーの観点からか、名前ではなく渡された番号札のナンバーで呼ばれます。)
いざ検査!
検査室では、改めて氏名の確認を行ってから検査に入ります。検査着を脱ぎ、上半身は何も身につけていない状態で機械の前に立ちます。胸を機械にセッティングしていく時は、担当のスタッフさんが手でしっかりとサポートしてくれますので、指示の通りに体を機械に密着させていきました。最終的に片方の胸が2枚の板状のものでギューッと押しつぶされて固定され、レントゲン撮影が行われます。(左右片方ずつ、2方向から撮影されました。)正しい検査の為に非常に強く胸を圧迫しますので、生理前など胸が張っている時は避けた方がよいでしょう。
更衣室で着替えてお会計
更衣室へ戻り、検査着から自分の服へ着替えます。最後に会計を終えたら終了です。検査結果は郵送にて送られてくるとのことでした。検診を頑張った自分へのご褒美に、お気に入りのカフェでひと息ついてから帰路につきました。検査を振り返ってみると…検査中はずっと「腹式呼吸」を意識的に行い、体の緊張をとることを心がけていました。その結果、耐えられないほどの痛みはなく、気分が悪くなるようなこともありませんでした。
待合室で練習しよう!検査の時にお勧めの呼吸「リラックスの腹式呼吸」
マンモグラフィの検査中は、胸がとても強い力で固定されるため、呼吸がしづらくなります。特にいつも胸で呼吸をする(胸式呼吸)習慣がある人は、よけいに息苦しさを感じるかもしれません。また緊張していると体が硬くなるので、検査の際に痛みをより強く感じてしまう可能性が考えられます。検査前に腹式呼吸の練習をしておいて、リラックスした状態で検査を乗り切りましょう!
やり方
1.背筋を伸ばして座る
2.両手を下腹に当て、ゆっくり鼻呼吸を繰り返す
・息を吸う時:お腹がゆったりと広がることを感じる
・息を吐く時:心と体の力みがほどけていくイメージ
3.気持ちが落ち着いたら、最後は自然な呼吸に戻す
監修医師/佐藤瑠美先生
内科医として朝倉医師会病院に勤務。医学博士、内科認定医、総合内科専門医、感染症専門医、感染症指導医、呼吸器専門医、呼吸器指導医、アレルギー専門医、化学療法認定医、化学療法指導医、抗酸菌症認定医、抗酸菌症指導医、インフェクションコントロールドクター、肺がんCT検診認定医
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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