たぷたぷ二の腕・ぽよぽよお腹【今すぐ痩せたい2大パーツを狙い撃ち】春の時短エクササイズ
薄着になってくると気のなるのが「たるんだ二の腕」と「脂肪たっぷりのお腹」。一度のエクササイズで両方まとめてすっきりできたらうれしいですよね。今回はそんな一石二鳥の時短エクササイズをご紹介します。
年齢と共に二の腕とウエストに脂肪がつきやすくなる
若い頃よりも太りやすくなったと感じている人は多いと思いますが、女性の場合は特に二の腕とウエストまわりに脂肪がつきやすいというデータが出ているのです。
【30歳未満の女性の平均脂肪率】
腕の脂肪率 約23%
体幹部の脂肪率 約25%
脚の脂肪率 約30%
【30〜40代代女性の平均脂肪率】
腕の脂肪率 約31%
体幹部の脂肪率 約33%
脚の脂肪率 約35%
【50代以降の女性の平均脂肪率】
腕の脂肪率 約34%
体幹部の脂肪率 約37%
脚の脂肪率 約35%
出典:2000年体力医学会発表資料より
データからもわかる通り、加齢による脂肪率の増加を見ると、脚に比べて腕と体幹部がかなり大きいのが分かります。
主な理由としては、日常生活の中で、脚には体重がかかるため腕と体幹部よりは筋肉の量をキープしやすく、エネルギー消費も大きいため脂肪が溜まりにくいということが考えられます。
二の腕を鍛えると嬉しい作用がたくさん!
二の腕にある筋肉は、「上腕三頭筋」という3つの筋肉から成り立つ筋肉群です。この3つの筋肉は日常生活であまり使われることがなく活性化しにくいため、脂肪がつきやすい部分でもあります。上腕三頭筋を鍛えるとスッキリした見た目になるだけでなく、その他にもさまざまなメリットがります。
猫背の予防と解消
上腕三頭筋の反対側にある上腕二頭筋は、日常生活でよく使われる筋肉のため、あまり使われない上腕三頭筋とのバランスが崩れやすい関係にあります。そしてそのバランスの崩れが原因で「猫背」を引き起こしてしまいます。上腕三頭筋を鍛えて腕の筋力バランスを整えると、猫背の予防や解消に効果が出ます。
肩こりの予防解消
上腕三頭筋の中でももっとも肩に近いところにある「長頭」は肩甲骨に付着していることから、長頭の筋肉が弱くなると肩甲骨の動きにも不具合が生じ、それが肩こりに繋がります。上腕三頭筋を鍛えて肩こりを予防・解消しましょう。
基礎代謝や消費カロリーがUP!
日常生活であまり使われることがない上腕三頭筋をしっかり鍛えると、二の腕が引き締まるだけでなく、姿勢もよくなり、肩周りの動きもアップ。基礎代謝や一日の消費カロリーの大幅UPにも期待できます。
二の腕とウエストにまとめて効く、春の時短エクササイズ
①背筋を伸ばして床に座り、両手をお尻の後ろの床につけます。横から見ると両腕と背中で二等辺三角形を描くように座れていればOK。この時、両手は肩幅に開き、指先をお尻の方へ向け、両膝は軽く90度くらいに曲げましょう。
②鼻から息を吸いながら、ひじを少し曲げて上半身を後ろへ倒します。
③口から息を吐きながら両手で床を押して、上体を起こします。その際同時に右膝を右胸に近づけましょう。
④鼻から息を吸いながら②のポーズに戻り、口から息を吐きながら、今度は左膝を左胸に近づけます。
⑤ ③④を交互に20回繰り返します。慣れてきたら回数を少しずつ増やしてみましょう。
※週に2〜3回行うと効果が早く出ます。まずはコツコツと続けてみましょう。
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
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