【精神科医が解説】自尊心が低い?生きやすさにもつながる「自分を大切にする」ための3つのヒント

 【精神科医が解説】自尊心が低い?生きやすさにもつながる「自分を大切にする」ための3つのヒント
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精神科で外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーに対しHSP気質に関する発信、書籍刊行など幅広い分野で活動する精神科医しょうさんが、HSPやメンタルヘルスに関する身近なギモンを解説。生きづらいをラクにするためのヒントを連載形式で紹介します。

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【生きやすさにもつながる!】自分を大切にするための3つの方法とは?

みなさんこんにちは、精神科医しょうです。自分を大切にすると言われても、抽象的でなかなか難しいですよね。

「自分を大切にするって具体的にどんな事をすればよいのだろう?」

と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回はこうした悩みを解消する「自分を大切にするための3つの方法」についてお話しますね。さっそく結論からお話しすると、

1 完璧主義を手放す
2 ありのままの自分を受け入れる
3 自分軸を獲得する

この3つの方法が自分を大切にするための方法となります。さっそく1つずつ深掘りしていきましょう。

1 完璧主義を手放す

完璧主義は理想と現実のギャップや自己嫌悪につながりやすく、自分を大切に思えなくなってしまう原因にもなります。そのため、次の方法で完璧主義を少しずつ手放していきましょう。その方法とは「○○すべきという当たり前だと思っていたこと」を疑ってみるという方法です。この方法は「クリティカルシンキング」とよばれ、あなたに新たな視点や柔軟な思考を与えてくれ、完璧主義を手放すきっかけを与えてくれるはずです。ぜひ、今まで当たり前だと思っていたことにも、本当にそうかな? と疑う癖をつけて見てくださいね。

クリティカルシンキング
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2 ありのままの自分を受け入れる

これは自己受容ともいわれるのですが、「良い部分も悪い部分も全て含めてそれが自分」と受け入れるようなイメージです。無理やり肯定をする必要がないため、自己否定や自己嫌悪を続けてきた人にも受け入れやすい方法と言えるかもしれません。自分の短所も、長所も、苦手な事も得意な事も、やってしまった失敗も全部含めて自分なのです。このように「自己受容」はどんな人でも自分を大切にできる方法だと言えます。なかなか難しいかもしれませんが、「ありのままの自分を受け入れようとする時間」を習慣的に作ることで「自己受容」ができるようにしていきましょう

ありのまま
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3 自分軸を獲得する

自分軸があると、他人の考えを優先するのではなく、しっかりと自分の気持ちや考えにしたがって判断や行動ができるようになります。このように自分軸を獲得できると何よりも自分自身を大事に、そして大切にすることができます。でもいきなり自分軸を獲得してくださいと言われてもなかなか難しいですよね。なのでまずは「自分の気持ちを優先する」という事を意識してやってみてください。

例えば

「いつもあまり乗り気じゃないけど参加していた飲み会を断ってみる」

など始めは少し勇気がいるかもしれませんが、自分の気持ちを優先して自分の意思で判断する事を心掛けてみましょう。

断る
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まとめ

今日は自分を大切にするための3つの方法とは?の方法でした。どの方法も、即効性があるわけではなく効果を実感するまでに時間がかかるかもしれません。しかし、きっとあなたが自分を大切にしなければいけない時に、大きな手助けをしてくれるはずです。自分が出来そうなものから試してみて、ぜひ「生きづらさ」を解消していきましょう!

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精神科医しょう

精神科医しょう

普段は精神科医として働きながら、InstagramやvoicyにてHSP気質に関する発信も行なってます。総フォロワー7万人以上の方々に対し、「他人軸ではなく自分軸で気楽に生きられる」をテーマに発信中。 自分軸になりたい方は是非、私の発信をのぞいてみてください♪ 書籍(https://www.amazon.co.jp/dp/4046060034)



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