【旬の新玉ねぎと玉ねぎの違いは?】管理栄養士考案、新玉ねぎの栄養を余すことなく食べるポタージュ
温かい陽気が心地よくなる季節、春になると新○○、な野菜類が増えます。そこで、春だけに楽しめる旨味たっぷりな野菜を楽しむレシピをご紹介いたします。
春になると、新○○と「新」のつく野菜がスーパーの生鮮食品に並び始めます。
その中でも、みずみずしくて柔らかい新玉ねぎは、玉ねぎの辛さが苦手...という方でも食べやすいもので、料理にも使いやすい食材です。そこで、新玉ねぎと玉ねぎの違いと保存方法、春に食べたくなる新玉ねぎとトマトのポタージュレシピをご紹介します。
新玉ねぎと玉ねぎの違いは?
新玉ねぎは、触ってみると分かるとおり柔らかくて水気のある手触りが特徴的です。通常の玉ねぎは、収穫後に乾燥という工程を挟むので、茶色い薄皮の下は少し硬めで、水気はそこまでありません。温暖な地域で3月から春の間収穫され、すぐに店頭に並び始めるものを「新玉ねぎ」と呼びます。(1)
栄養成分に大きな違いはありません。玉ねぎに含まれる栄養素の中でも辛味成分である硫化アリルは、いわゆる「血液をサラサラにする」成分ですが、水に溶けやすい性質を持っているので、生で食べる・スープにするなどで工夫して食べるのがおすすめです。そのため、新玉ねぎのようにみずみずしく辛味がそこまでキツくない場合、生の玉ねぎサラダや今回ご紹介するようなスープでいただきましょう。
新玉ねぎは、すぐに腐ってしまうのが悩みのたね、という方も多いのではないでしょうか。なぜなら、通常の玉ねぎとは違い乾燥していない分、微生物が繁殖して腐敗しやすいのです。購入後は冷蔵庫で保管し、3〜4日いないに調理までしておくことをお勧めします。
新玉ねぎとトマトのポタージュ
材料
●新玉ねぎ 1個
●トマト 2玉
●オリーブオイル 20g
●豆乳 200g
●味噌 大さじ2
●バジル 少々(トッピング)
●こしょう 少々(トッピング)
作り方
①トマトはよく洗って、オーブンで200度、10分加熱する。
②玉ねぎを薄くスライスする。鍋にオリーブオイルを入れて加熱したら、玉ねぎを弱火〜中火で軽く炒める(焦げ目がつかないようによく混ぜましょう)
③②に豆乳を入れて、蓋をして10分ほど弱火で煮る
④ミキサーに②と、①のトマトを入れて、よく混ぜる。
⑤お皿に移して、トッピングにバジルと胡椒をかけて出来上がり
※冷えていたら、もう一度鍋に戻して加熱して食べましょう。
今回のレシピの味つけには、発酵食品であるお味噌を使用。ほっこりとした大豆由来の旨味も相まって、玉ねぎの甘さがぐんと引き立ちます。トマトも加熱することで旨味がぎゅっと溢れ出すので、ぜひ週末に作っておきましょう。玉ねぎが余ってしまう...という方にもおすすめのレシピです。ぜひ、ほっとしたくなるこの春に作ってみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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