ジャガイモは【調理次第で発がん性物質が発生?】安心で美味しい「フライドポテト」調理のヒント
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こちらでは、全て肉、卵、乳製品、小麦、白砂糖を使わないヴィーガン&グルテンフリー料理を連載しています。美容や健康、環境のことが気になる方に積極的に食べて欲しい「からだと地球に優しいレシピ」を旬の野菜料理でご紹介。筆者は、【VeganGlutenfreeマンツーマンのオンライン専門学校YOKO】を主催する獣医師&栄養学講師であり、自身も3人子育てママ。医学と栄養のプロとして、手軽さと栄養を重視した「ヴィーガン&グルテンフリー簡単レシピ」をご紹介します!
みんな大好き「ポテトフライの簡単ヘルシーレシピ」をご紹介します。じゃがいも1個につき、たったの油大さじ1。お弁当の卵焼きなどを作ったフライパンでそのまま揚げて洗い物も少なく仕上げましょう。
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妊婦さんには「葉酸」
じゃがいもの栄養は、意外なことに水分が80%を占めています。その次に多い約20%がデンプン。デンプンは私たちの主なエネルギー源となりますが、米を食べることに比べて葉酸、ビタミンC、ビタミンB1、B2、カリウムなどが豊富なんです。中でも、「葉酸」は妊婦さんが特にとりたい栄養素。健康な赤ちゃんを産むために、母子手帳にも「葉酸」の摂取が勧められています。ヨーロッパではじゃがいもが主食である国も多く、人口増加を続けてきた背景には葉酸を豊富にとれていたからではないかとも考えられています。
本当に健康?
フライドポテトで問題となるのが「アクリルアミド」の存在。これは、じゃがいもなど穀類に含まれる糖分とアミン酸が一緒に高温加熱されることで生じる成分で、発がん性物質の可能性が示唆されています。
それらを減らすためのアドバイスがこちら!
・じゃがいもを低温保存しない。冷蔵庫ではなく、室温保存のじゃがいもを揚げ物に使う
・切ったじゃがいもを水に5分程度さらし、アクリルアミドになる成分を洗い長す
・一度3分ほどレンジにかけてから揚げ物に使う
・風味は良くなるが、焼き色をつけすぎない
これらを注意することで、より健康的なフライドポテトが家庭で作れますよ。是非、みんなが大好きなフライドポテトをお弁当やおやつにと、手軽に作ってみてくださいね。
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【妊娠中にもおすすめ!葉酸の摂れるフライドポテト】
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◉材料(2人分)
・じゃがいも・・・1・2個
・油・・・大さじ1~2
・塩・・・少々
◉作り方
1. じゃがいもを皮ごとくし切りにする
2. 水に5分さらす
3. じゃがいも一個に対して、大さじ1の油を低温160度ほどに熱し3分ずつ表裏を返して揚げ焼きにする
4. 塩を振って出来あがり
皮付きなので、食物繊維も摂れますよ。アクリルアミドを減らす為に、余裕があれば水にさらした後3分レンジで温めてから、揚げる時間を表裏2分ずつに減らして作っても良いですね。
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