脚の疲れの原因はスネ?パンパン脚がどんどん軽くなる【スネのリリース&ストレッチ】
脚の疲れやむくみ、張りを感じた時にふくらはぎをもんだり足裏をマッサージすることが多いかと思います。しかし、そのお悩みの原因はスネかもしれません。
スネの役割、知ってますか?
スネにある長い筋肉=前脛骨筋は、スネの骨の外側から足の内側についている筋肉です。足首を曲げてつま先を上げる働き(足首の背屈)があり、歩く時につま先を上げることでつまずき防止に貢献しています。他にも足底のアーチの維持や歩く時に足が地面に強く着地するのを和らげる働きもあります。
このようにスネの筋肉は日常の歩行で大切な役割を果たしているため、疲労がたまりやすい部分です。しかし、脚の背面のふくらはぎに比べて疲労を実感しにくい部分でもあります。また、運動不足により足首が硬くなりスネの筋肉が伸び縮みしにくくなっている人も多いです。
ヒザから下の下腿は、スネの筋肉を縮めて足首を曲げる(背屈)時はふくらはぎの筋肉が伸び、ふくらはぎの筋肉を縮めて足首を伸ばす(底屈)時はスネの筋肉が伸びます。筋肉は拮抗する2つの筋肉のバランスが大切なため、スネの張り・凝り・むくみを放置していると下腿全体の疲労感につながりかねません。普段は見落としがちなスネをほぐして伸ばしてあげることでスッと脚の疲れが取れますよ。
スネリリース&ストレッチのやり方
リリース
1)座った姿勢で左ヒザを立てる。スネの骨の外側に指を当てて、小刻みに揺らしたり圧をかけたりしながら足首からヒザ下にかけてほぐす
2)反対側も同様に行う
触ってみると意外にスネが張っていることを実感できると思います。ほぐす時間は片脚30秒程度で充分ですが、張りが強い部分は圧をかける時間を少し長くするなど丁寧に行ってみましょう。
ストレッチ
1)右モモの上に左足の外くるぶしを乗せて、右手で左足の甲を持って足首をまっすぐ伸ばす
2)反対側も同様に行う。
できるだけつま先に近い足の甲に手をそえることで、足首をしっかり伸ばすことができます。
▼ 詳しいやり方を動画で確認したい方は、こちらからどうぞ ▼
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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