【チョコ×里芋が◎】低カロリー&栄養満点なのに超濃厚!本当に里芋?「新感覚ガトーショコラ」
2月になり、バレンタインシーズンがやってきました。チョコやクッキーもいいですが、そこにヘルシーな食材(野菜・果物・芋類)をエッセンスとして加えてみませんか?今回は、芋類の中でも低カロリーで栄養素も豊富な里芋を使った、ガトーショコラ風ケーキのレシピをご紹介します。
バレンタインといえば、チョコレートやクッキー、ケーキを作ろう!と思っている人が多いはず。でも少しでも体に嬉しいスイーツを作りたい!という人は、野菜や芋類を使ったスイーツ作りに挑戦してみませんか?
今回は、寒いシーズンが旬の里芋を使った、バレンタインにぴったりなガトーショコラ風ケーキのレシピをご紹介します。同じお芋でも、さつまいもやじゃかいもより低カロリーなのに栄養素が豊富な里芋。少しだけ調理に手間がかかることから、あまり普段の食事に取り入れない...という人に向けて、今回調理の方法も写真付きで説明しています。
里芋の持つ体に嬉しい健康・美容効果
腸内環境を整える食物繊維が豊富
里芋といえば、切った時に出てくる表面の粘り気が特徴的ですが、この粘り気は「ガラクタン」と呼ばれる食物繊維の一種であり、腸内細菌のエサとなって腸内フローラを整える働きを持ちます(1)。腸内フローラが整うと、便通改善や美肌効果、免疫力を調整してくれるなど体に嬉しいことばかり。里芋は腸をケアするおすすめ食材なのです。
むくみが気になるなら、カリウムの効果を得よう
里芋(水煮)には、100gあたり560mgのカリウムが含まれています(2)。このカリウムは、食事から摂った食塩(ナトリウム)やそこに付随する水分を体の外に出す役割をもつミネラル。カリウムが不足するとむくみや高血圧に繋がるので、積極的に摂りたい栄養素です。
旬のシーズンは水煮や冷凍よりも生を購入して調理しよう
スーパーには、すでに水煮や冷凍など調理しやすい形に加工された里芋が並べられていますが、せっかくの旬のシーズンには生の里芋を選びましょう。旬はその食材の持つ栄養価が最も高くなるシーズン。水煮や冷凍は通年販売される分、栄養価が旬と比べてそこまで高くなりません。調理が難しいという人も、せひ今回ご紹介する調理法を用いて料理してみてくださいね。
里芋で作るガトーショコラ風ケーキ
材料
●里芋 皮をむいた状態で200g
●米粉 80g
●大豆粉 20g
●無糖ココア 10g
●米油 10g
●甜菜糖 30g
●ベーキングパウダー 4g
●豆乳 100g
作り方
①里芋は真ん中に切り込みを入れて、皮ごと沸騰したお湯で15〜20分茹でる。
→里芋は加熱することで皮がむきやすくなります。真ん中に切り込みを入れれば、そこから両端をつまんで引っ張ることでするっと皮が綺麗にむけ、調理しやすくなります。
泥は手でさっと落とす程度でOK。気になる人は、皮をむいた後に水で流して、別皿に入れるようにしましょう。
②里芋を温かいうちに潰す。
③米粉、大豆粉、ココア、甜菜糖、ベーキングパウダー、米油を混ぜておく。 粉類は先にふるいにかけておくと、ダマになりにくいのでおすすめです。
④②で潰した里芋、豆乳を③に加えてよく混ぜる。このとき、豆乳は2回に分けて混ぜましょう。
⑤パウンドケーキの型に入れ、平べったくならしたら、180度15分オーブンで焼いて出来上がり。
出来上がりはもっちり、中はねっとり食感になり、クセになること間違いなしです。ほのかに里芋の甘みを感じますが、お塩を少し入れればより引き立つでしょう。
出来立てはガトーショコラ、冷やすとテリーヌのような食感になります。野菜を入れることで、体に嬉しいスイーツは簡単にできます。ぜひ今年のバレンタインに作ってみてはいかがでしょうか。
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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