【股関節】開脚前にコレやって!脚が驚くほど開く簡単4ステップの【受動的うつ伏せ股関節ストレッチ】

 【股関節】開脚前にコレやって!脚が驚くほど開く簡単4ステップの【受動的うつ伏せ股関節ストレッチ】
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伊藤香奈
伊藤香奈
2023-01-14

開脚をすると内ももがピキーンと切れそうになる方や、関節がガチガチに硬すぎて脚が開かないという方は、開脚の前にこのストレッチを行ってみてください。股関節の動きをスムーズにして、開脚時の痛みや硬さを軽減できるかもしれません!

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開脚が苦手な人がやるべきストレッチとは?

脚がパカーンと楽に開くには内ももの筋肉や股関節の柔軟性は欠かせません。しかし座った状態で脚を開こうとしても、なかなかうまく開けなかったり、腰や脚が痛くなってしまってストレッチすらままならないという方も多いのではないでしょうか?

そんな方にお勧めなのは、重力を利用して股関節を開いていく受動的なストレッチ。受動的なストレッチとは、重力や道具などの力を借りて、自分が受け身の状態で自然に伸ばされる状態を作るストレッチのこと。
例えば立姿勢から体を前に折る前屈も、頭の重みや上半身を重力に預けることで脚の裏側にストレッチが入るため、受動的なストレッチといえます。これと比較して、座った状態から脚を開いていく動作は、重力などの力を借りられないため自分で伸ばす姿勢を作る動的ストレッチの側面が強くなります。
初心者の方や柔軟性がもっと欲しいという方にとっては、力んでしまうことからストレッチが逆に入りづらくなることも。受け身で自然に伸ばされる受動的なストレッチを上手に取り入れて、開脚の準備を行っていきましょう!

受動的なストレッチを上手に取り入れるポイント

1.自然に伸ばされてしまう反面、自分の柔軟性以上の力が加わるとケガにもつながりかねません。必ず無理のない範囲で痛みがあるストレッチは避けましょう
2.呼吸が自然に&心地よく行える範囲で行います。力が入ってしまったり呼吸が止まってしまうほどのストレッチはケガにつながります。
3.ストレッチから出る時も、丁寧にゆっくりと行いましょう。

開脚の前に取り入れたい4つのストレッチ

1.うつ伏せストレッチ
うつ伏せに寝て片方の膝を90度に曲げて、内ももをマットに近づけるように股関節を開きます。腰が反らないように、曲げている膝を外に外に押すようにしていきましょう。

うつ伏せストレッチ
photo by KANA ITO

 2.うつ伏せ上体起こしストレッチ
1のストレッチから両肘を肩の下につき、上半身を起こします。腰が反りやすいためお腹を凹ませる意識で行いましょう。肩の力を抜き肘でマットを押すようにします。

開脚の前の股関節ストレッチ
photo by KANA ITO

3.うつ伏せ股関節回し
2の姿勢から、つま先を天井方向に持ち上げる、下ろすを繰り返します。足首の力を抜いて、股関節から回しましょう。

開脚の前の股関節ストレッチ
photo by KANA ITO

4.片足を開いたコブラのストレッチ
2の姿勢から両手を肩の下につき、上半身全体を持ち上げます。腰が反らないように下腹部を引き込んでおきましょう。
曲げている膝を外に押すようにして股関節を開いていき、肩と耳の距離を取るように、手のひらを大きく開いてマットを押すようにしていきます。
腰がつらい場合や呼吸がしづらいと感じたら、2の姿勢に戻りましょう。

開脚の前の股関節ストレッチ
photo by KANA ITO

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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開脚の前の股関節ストレッチ
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