【食べ過ぎ続きで、胃もたれしてない?】胃のもたれを防ぐ【胆汁】を分泌してくれる「食べ物」5選
年末年始のお休みに、気分が解放されて暴飲暴食しちゃった、ごちそうが続いて何だか胃もたれ…という方がいらっしゃるのではないでしょうか?豪華な食事でもたれてお腹の調子が低下している時は、胆汁酸の分泌を促す食事を取り入れてみましょう。
胆汁とは?
胆汁は、脂肪を消化するために必須な液体です。
肝臓で作られ、胆のうに一旦貯められます。私たちが食事をして胃に食べ物が入ってくると、貯めておいた胆汁をビュッと胃の下にある十二指腸に出して脂質の消化を助けてくれます。
1日にトータル1ℓほど作られていて、とても大事な液体なのです。
この胆汁の分泌が少なくなると、豪華な食事や油もので胃がもたれたりして、ゲップやガスが増えたり、便やお腹の調子がイマイチ……となりやすいのです。
胆汁分泌を助ける食べ物とは?
実は、そんな胆汁の分泌を促してくれる食品があるのです。それが、「押麦、もち麦、舞茸、こんにゃく、もずく、杜仲茶」です。ひとつづつ説明していきましょう。
押麦、もち麦、オートミール
大麦の仲間で水溶性食物繊維であるβーグルカンを多く含みます。水溶性食物繊維が、腸に残った不要な胆汁酸を絡めとって便として排出させることで、新しい胆汁酸を作るよう促してくれます。ごはんを炊くとき炊飯器に押麦やもち麦を混ぜるだけで、麦ごはんにして食べれます。簡単ですね。
舞茸
舞茸にも、水溶性食物繊維が多く不要な胆汁酸を絡めとって排出し、新しい胆汁の分泌を促します。また不溶性の食物繊維も多いので便のカサを増してくれ、下痢や便秘改善にも役立ちます。加えて、舞茸だけに含まれるMXフラクションという機能性成分も胆汁の排出と分泌を促進してくれます。舞茸は味噌汁や炒め物などなんでも使えますね、冷蔵庫に常備しておくのもオススメです。
こんにゃく
こんにゃくにも食物繊維が多く、グルコマンナンという水溶性食物繊維が豊富です。味噌汁や豚汁にいれたり、煮ものやこんにゃくステーキにして食べるのもいいですね。
もずく
もずくはヌルヌルしていて、そのヌルヌルは沢山の水溶性食物繊維によるものです。フコイダンがとても多く含まれているので、粘膜の保護や免疫力の正常化にも役立ちます。
洗いもずくを買ってきて、手軽に酢と醤油をかけて食べたり、ポン酢で食べるのも美味しいです。
杜仲茶
杜仲茶に含まれるアスペルロシドという機能性成分が含まれ、胆汁酸の分泌を促してくれます。
今日から取り入れて胆汁分泌をUPしてみよう!
胆汁分泌を促してくれる食品はとっても身近なものばかりです。これを読んだ今日から取り入れることができますので、是非毎日の食事に組み込んで、もたれないスッキリ胃腸になりましょう!
AUTHOR
立山貴美恵
6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。
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