【年末年始の暴飲暴食の対策に】食べ過ぎ・胃もたれ予防!消化を助ける「食の組み合わせ」とは?

 【年末年始の暴飲暴食の対策に】食べ過ぎ・胃もたれ予防!消化を助ける「食の組み合わせ」とは?
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半田葉子
半田葉子
2022-12-12

忘年会や年末年始の暴飲暴食など…ついつい食べすぎてしまいがちなシーズン。食欲が増し、身体が少し重く感じるようになってきた方も多いのではないでしょうか。お腹の中の食べ物の消化が追い付いていない、連日の食べすぎで体調が乱れがち…それらがちょっとした食べ合わせで予防できるかもしれません。

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お店で食べる料理をイメージしてみてください。メイン料理に必ず添えてある野菜や調味料があることにお気づきでしょうか。実はその野菜や調味料が、消化を助ける役割をしていることが多くあります。今回はそんな食の組み合わせをご紹介します。

消化を助ける食べ物や調味料

大根おろし

大根おろし
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天麩羅をはじめ、さんまやほっけなど脂ののった焼き魚、唐揚げのみぞれ煮など油物に多く添えられている大根おろし。大根には【アミラーゼ(でんぷん分解酵素】【リパーゼ(脂肪分解酵素)】【プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素】が含まれています。炭水化物のデンプンや、揚げ物の油や肉・魚などのタンパク質を分解してくれる酵素のはたらきで、余計な脂肪を防ぐ助けとなります。また、すりおろすと【イソチオシアネート】という辛み成分は殺菌効果や抗酸化作用などが期待できる成分です。大根おろしが添えてあるおかずは、すすんで大根おろしを食べましょう。

※「イソチオシアネート」は強い辛味成分でアレルギー反応が出る場合があります。異常を感じた場合は無理に摂取することは控えましょう。

キャベツの千切り

とんかつ
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とんかつやフライ定食には必ずといって言いほど添えてあるキャベツの千切り。キャベツは消化酵素も多く、デンプンを分解する【ジアスターゼ】が多く含まれているため、胃もたれや胸やけを軽減する働きがあります。飲み過ぎや胃もたれの薬に「新キャベ2コーワ」や「キャベジンコーワα」という名前の薬がありますが、これもキャベツの力を借りた薬といえるでしょう。キャベツは火を通さずに生で食べるのがおすすめですが、胃腸が弱り過ぎている時にはかえって負担になってしまう場合がありますので、胃腸が弱る前に食事と一緒にぜひ摂取してみてください。

お酢

餃子
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餃子や小籠包・焼きそばなどの中華料理や、焼き魚にはお酢をかけますが、お酢は脂肪の合成を抑制・脂肪の分解を促進する働きがあります。鯵の南蛮漬けサバの竜田揚げ、酢豚、油淋鶏、鶏肉の黒酢あんかけなど、あぶらものとお酢の相性はとても良く、胃液の分泌を促す作用もあるため、食べ過ぎには注意です。

レモン

レモン
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唐揚げに必ず添えてあるレモン。レモンはお酢同様【クエン酸】が脂肪の合成を抑制・脂肪の分解を促進する働きがあります。
食べ物に添えてあるレモンは飾り物として避けるのではなく、積極的にかけて食べましょう。

ケチャップ

ケチャップ
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フライドポテトやハンバーガーと相性の良いケチャップ。ケチャップの大元であるトマトに含まれる【ペクチン】は油を吸収する働きがあります。ケチャップ自体も脂質がゼロのため、油ものにはお勧めの調味料です。

和食の主な薬味

薬味
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日本の薬味としてあげられるのが、白ネギや青ネギ、紫蘇、わさび、生姜、梅干し、らっきょうなど。夏のイメージの強いこれらの薬味は、料理を美味しくするだけではなく(夏の暑さで食欲が落ちてしまった)胃の消化を助ける優れもの。冬のあぶらものの消化にも役立ちます。お味噌汁にのせるネギ、お寿司のわさびやガリ、天麩羅や蕎麦に添えられた生姜、うめやらっきょうなどは積極的に食べましょう。

世界の料理の薬味

パセリ
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・洋風の料理によく添えてある「パセリ」。
 パセリには、胃を適度に刺激し消化を促す働きがあります。

・ソーセージと一緒に出てくる「ザワークラウト」。
 ザワークラウトはキャベツに粒マスタードなどを入れ発酵させて作る、ドイツの漬物のようなもの。
 これもキャベツの消化酵素と発酵の力を借りて胃腸を整えてくれる、嬉しい食べものです。

・生で食べられる西洋のらっきょう「エシャレット」
 エシャレットに含まれる「アリシン」は、殺菌作用を持ち、消化を助けてくれる役割があります。
 ※「アリシン」は大根に含まれる「イソチオシアネート」同様、アレルギー反応を起こすことがありますので、異常を感じた場合は無理に摂取することは控えましょう。

・韓国料理「キムチ」
 薬味が多く入った「キムチ」は消化酵素が多く含まれています。また発酵食品であるため整腸作用のある乳酸菌も多く、善玉菌のエサになる優れものです。

【番外】食後の消化を助ける飲み物とは?

コーヒー
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食後のドリンクは、食事の終了をお知らせする合図にもなります。食後の一杯の温かい飲み物を習慣化することは、食べ過ぎ防止にも役立ちます。また、中毒性のあるコーヒーやお酒も取り入れ方によっては身体に良い効果もあります。

コーヒー

コーヒーに含まれるカフェインとポリフェノールには、胃液の分泌を活発にし、身体に蓄積した脂肪を分解・燃焼する作用があり、食後30分以内が効果的と言われています。また、脂肪燃焼効果も期待されるため、運動前の摂取も有効です。※カフェインは覚醒作用もあるため不眠にも繋がります、夜の摂取には注意しましょう。

お酒

食後の適度な量のお酒は満腹になった胃を刺激し、胃液の分泌を促すことで消化の手助けになります。唾液や胃液など消化液の分泌も促されるので、消化器官への負担を軽減させる働きもあります。飲み過ぎは禁物ですが、どちらも胃に刺激のある飲み物です。あくまで「ホッと一息」にとどめましょう。食べ合わせを意識し内側から溜め込まない身体づくりを気を付けてみましょう。

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半田葉子

半田葉子

バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_



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