【身体が硬い人必見】短期間でぺったり前屈!攻略ポイントは「ハムストリングス 」と「大腿四頭筋」
「身体が硬すぎて前屈して手が床につくなんて夢のまた夢…」という人に朗報です。ストレッチをしてもなかなか柔らかくならないなら、ハムスリングスだけでなく大腿四頭筋にも着目してみるといいですよ!
前屈が苦手な人に起こりうるトラブル
身体の硬さには生まれつきのものもありますが、前屈が苦手な人は
・腰痛になりやすい
・姿勢が悪くなる
・血液の流れが悪くなる
などの影響が出がち。原因と解決方法を知って、健康で美しい身体をキープしましょう。
前屈ができない原因
前屈ができない原因はいくつかあります。
・ハムストリングスが硬い
・下腿三頭筋が硬い
・腸腰筋の使い方が間違っている
・お尻の筋肉が硬い
・背中の筋肉や筋膜が硬い
中でも太もも裏の筋肉であるハムストリングスは硬くなりやすく骨盤の動きにも関係するので、前屈に大きな影響を与えます。まずは、ハムストリングスの柔軟性を高めていきましょう。
短時間で効果を出す方法を知る
ハムストリングスを効果的にストレッチするためには、ももの前側の筋肉である大腿四頭筋も意識しながらストレッチしてみるといいですよ。
筋肉に力を入れるとその裏側にある筋肉は緩むという性質(相反抑制)があるため、この力を上手に使うことでより効率よくストレッチ効果を高めることができます。逆にハムストリングスだけを急激にストレッチしてしまうと筋肉は反射的に縮まろうとするので、ゆっくりと伸ばしていくことが大切です。
前屈ができるようになる!簡単ストレッチ
初級編
⒈まっすぐ立ち両手をまっすぐ前に出します。不安定な人は手をテーブルや棚などについてもOK。徐々に両膝を曲げていきます。
⒉鼠蹊部(パンツのライン)に割り箸を挟み、お尻の穴を真後ろに向けます。骨盤を立てる意識で行いましょう。
⒊姿勢をキープしたまま、可能な範囲で膝を伸ばします。太もも前側の大腿四頭筋が使われ、もも裏のハムストリングスが伸びている感覚があればバッチリです。
上級編
⒈両脚を揃えてしゃがみ、手で足首をつかみます。
⒉そのまま膝を伸ばせる範囲で伸ばしていきます。※この時できるだけ太ももに胸とお腹をくっつけたまま伸ばせると前屈が深まります。
AUTHOR
服部恵実
大学卒業後、理学療法士として大学病院に勤務。集中治療室や救命救急病棟を始めとする33診療科でのリハビリテーションを担当。 社会復帰のために早期からリハビリテーションを行うことの必要性や予防医療の重要性を痛感し、心臓リハビリテーションクリニックにて生活習慣病の再発予防を運動、食事、環境など多方面から介入。現在は病気や怪我になる前に、健康を維持する必要性を伝えたいという思いで、ピラティスインストラクターや講師、Webライターとして活動するとともに、医療従事者・インストラクター向けオンラインサロンhinomeを運営している。
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