【デメリットしかない巻き肩】あなたは大丈夫?巻き肩チェック法と予防&改善ができる肩関節ほぐし
肩が前に出て内側に巻いてしまう巻き肩は、悪い姿勢だということは広く知られていますが、自分が巻き肩かどうか気づいていない人も多いようです。この巻き肩、実は姿勢が悪いという印象を与えてしまう以外にも、たくさんのデメリットがあるのです。
巻き肩のデメリット
・肩が内側に入ることで猫背になる
・重心が前のめりになり首が前に出る
・不良姿勢により肩こり、首こりを引き起こす
・悪化すると四十肩・五十肩を招く
・胸の前側が縮み、呼吸が浅くなる
・不良姿勢と呼吸の浅さにより自律神経のバランスが崩れる
このように、肩のポジションは身体のさまざまな不調を引き起こす原因の一つになってしまいます。しかし、「なんとなく巻き肩かも?」と思っても、自分で真横から身体を撮影して肩の正しい位置を整えるのは難しいし面倒ですよね。
そこで今回は、巻き肩かどうか自分でチェックする簡単な方法をご紹介します。
巻き肩セルフチェック法
鏡の前に立ち、両腕を身体の横に楽におろして「気をつけ」の姿勢をとる。
肘の内側が内向き(身体側)になっていると、巻き肩。
肘の内側が正面を向いていればOK。
肩関節は、ソケットのような形の骨が肩甲骨のくぼみにはまりこんでいる球関節で、腕をさまざまな方向に動かせる作りになっています。
肩関節が内旋すると肘の内側のシワは内向きになり、肩関節が外旋すると肘の内側のシワは外向きになっていきます。自然に腕をおろした時に肩関節が内旋した状態になっていると巻き肩で、肘の内側が前に向いていると肩が適切なポジションにあるとされています。
肩関節が内旋することで、胸の前側が縮み肩が前に出てしまうため、胸を開いてから肩関節を動かしていきましょう。
巻き肩予防&改善エクササイズ
立っていても座っていても良いので右肩を少し下げて左手で右鎖骨を内から外に向かって何度かさする。
鎖骨の外側に手を添えて、肩が前に出ないように固定したまま腕のつけ根を外まわし、内まわしに10~20回程度まわす。
〇ポイント
鎖骨を外に向かってなぞることで縮みやすい胸の前側をほぐし、肩が前にでることを予防します。腕のつけ根をしっかり動かすことで、肩関節を外旋・内旋することができ、内旋位にかたまりやすい関節をほぐします。
詳しいやり方を動画で見る
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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