古着ショッピングをマスターするための4つの秘訣 #わたしのサステナブルウィッシュ
1年間を通して地球と人に優しい習慣を身につけるための #わたしのサステナブルウィッシュ。2022年のサステナブルウィッシュは一般人であるわたしの日々の暮らしにより自然環境に善い行い落とし込んでいくことを目指しています。9月はSecondhand September(セカンドハンドセプテンバー)というキャンペーンに初参戦しました。
新しい服を買わないことがなぜサステナブル?
地球環境に配慮したエコな選択を促す「サステナブル」という言葉がよく口にされるようになってから、ここファッションの世界で最近注盛り上がっているのが【セカンドハンド】。つまり、古着やビンテージといった洋服。なんと、数年後にはファストファッション市場を上回るとまで言われています。
古着やビンテージがサステナブルと言われる理由は、着なくなった服やデットストック品を循環させることが叶うから。こうした、今あるモノを循環させることって、単純にゴミを減らしますし、新しいモノを必要としない世の中になっていけば、地球環境に負荷をかけることも軽減できます。
Second Hand Septemberとは?
貧困や不正を根絶するための持続的な支援・活動を90カ国以上で展開している団体Oxfamが2019年よりはじめたのが『Second Hand September』です。
SecondHand Septemberとは、秋の装いを始める新しいシーズンのショッピングに出かけたり、ファッションウィークが始まるこの月に、ファッション愛好家を中心に地球環境に配慮した買い物の仕方をするように促すことを目的としたキャンペーンです。
その中身は至ってシンプル。「30日間新しい服を買わないこと」を買い物客に呼びかけているのです。
このサステナブルなスタイルへのチャレンジに参加することで、より多くの人々が人と地球に優しい買い物をするきっかけとなっているようです。
わたしがSecond Hand Septemberをマスターするために行った4つの秘訣
ワードローブを知る
これはセカンドハンドに限らず言えることかもしれませんが、ショッピングに行く前には必ず、自分のワードローブを熟知しておくことが重要。
人ってよく似たアイテムに惹かれるものです。
私の急所は、無地のTシャツやタンクトップです。南国暮らしということもありますが、洗濯もしやすい。そして、ヨガウェアの上からでも着れるので、かなり便利。けれど、気づけば同じTシャツの色違いを何枚も持っていたり、違うデザインのものでも同じ色のものばかりを選びがちに。
もちろん、それが好きで、スティーブ・ジョブズのようなミニマリストのようにいつも同じようなスタイルでも満足できるのであれば、それに越したことはありません。けれど、別にそれって何枚も必要としないですよね。洗濯すればいいだけの話です。
けれど、もしショッピングをするのであれば、別のスタイルにチャレンジするのも◎。特に古着のような、人とかぶらないデザインやモノの場合は、新しいスタイルにチャレンジする楽しさも味わえます。
ゲームプランを持つ
買い物に行く前に、自分が何を求めているのかを知っておく必要があると、わたしは考えています。
「わたしのワードローブにある隙間は何か」「ジーンズが必要?」「薄手の羽織物が必要?」「フォーマルなブラウスが必要?」
ワードローブに足りないものを書き出すと、それを探すことに意識を集中することができます。(買い物でマインドフルネスができちゃうなんて、願ったり叶ったりだと思いませんか?)
もちろん、もし他のものが目に留まったら、ぜひそれを試してみてもOK。けれど、本当に必要なモノかどうかはしっかり考えて下さいね。
手元のリストとタスクに集中することで、実際に身につけるものを手に入れる可能性が高くなります。
試着は絶対にする
わたしの体型は、日本人の中でも特に細身なので、日本で買い物をする時でもかなり洋服のサイズ感を気にしないといけません。それが、海外サイズの洋服だったりすると、かなりブカっとします。フリーサイズのドレスなども、洋服に着られている感がかなり出ます(笑)
つまり、私に似合うスタイルと似合わないスタイルがはっきり分かれます。
特にセカンドハンドの場合は、気に入ったデザインのものでもワンサイズしかなかったりするので、必ず試着をします。
ただ、もしサイズ感が合っていかなかとしたら、どんなスタイリングをしたら着こなすことができるかなども考えてみると良いかもしれません。ワードローブはチェック済みなので、自分が持っている洋服やアクセサリーなどと組み合わせてスタイリングできないかなど、考えてみて下さい。
信頼できる人と一緒にショッピングをする
これは、個人的にセカンドハンドショッピングが初心者の方などには、かなり重要なポイントだと思っています。
「素敵」と思ったデザインだと、体型に合ってなかろうが、スタイリングが出来なかろうが、つい「欲しい」となってしまうことがあるから。
店員さんではなく(店員さんが「売りたい感」を出していない、信頼できる人であれば◎)、本音を言ってくれるお友達や、恋人、家族と一緒にアイテムを吟味するようにしてみて下さい。
Second Hand Septemberのチャレンジはファッションとの付き合い方を見直すキッカケに
私たちのファッションの選択がいかに地球に永続的な影響を与えるか、私たち全員がより意識することが求められる今、この姿勢はもちろん1ヶ月間だけに限定されるべきではないと思っています。
意識的に買い物をし、地球のことを考えることは、常に優先されるべきこと。9月のチャレンジが終わり、考え方を変え、これから先、どのようにファッションと付き合っていくかについてもっと意識を固める必要があると思っています。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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