前ももがパンパンな人はお尻が垂れやすい!お尻は上がり前ももほっそり、一石二鳥のバックキックエクサ
今回は、太ももの前側の張りを解消してスッキリさせるエクササイズのご紹介です。ポイントは股関節を伸ばすこと。前ももの張りが消えるだけでなく、お尻もキュッと引き締まる、一石二鳥のエクササイズです。椅子を支えにして行うので、バランス力に自信のない人でも簡単にできますよ!
前ももの筋肉の特徴
前ももの筋肉(大腿四頭筋)は、股関節や膝関節の動きに関わる筋肉です。全身の筋肉の中でも強くて大きい筋肉で、歩く、走る、跳ぶなど、日常の中でよく使われる部分です。知らず知らずのうちに酷使していることが多い分、放置すると硬くなりやすいとも言われています。大腿四頭筋の中でも特にかたまりやすいのが大腿直筋。この筋肉は骨盤に繋がっているため、かたまると骨盤が前に傾き、股関節がつまったような状態になることも。
ももの前側が張る原因とは?
硬くなりやすい特徴に加えて、ライフスタイルやちょっとした体の癖が、さらに前ももの張りを促しているかもしれません。以下の項目に思い当たるものはありませんか?
原因1 反り腰の姿勢
反り腰になると、お腹の力が抜け、お尻や腿裏の筋肉を使いにくくなるため、前ももへの負担がより一層大きくなります。
原因2 座りっぱなし
座り時間が長く続くと、大腿直筋が縮んでそのまま固まり、腰が引けた姿勢になりがちです。無理に姿勢を戻そうすると反り腰になり、結果、前ももがパンパンに!
原因3 負荷のかかる運動のやりすぎ
前腿は普段から酷使されやすい部分のため、負荷がかかりすぎる運動やトレーニングは要注意です。適度に、そして、正しいやり方で行うことが重要です。
そのほかにも、
●よく脚を組んで座る
●自転車をよく(長距離)使う
●ブーツやヒールの高い靴を良く履き、つま先重心で歩く
●片足に重心をかけて立つことが多い
など、無意識にやっている癖や習慣も原因になることがあります。
前ももスッキリ&お尻を引き上げる!一石二鳥のバックキックエクサ
やり方
1.椅子の背もたれに右手を添え、姿勢を整えて立つ(壁を使ってもOK!)
2.左膝を曲げ、膝と足首を90度にする
3.息を吐きながら左脚を後ろに蹴り、息を吸いながら元の位置に戻る。10回~20回続ける
4.反対側も同様に行う
ポイント
動かしているのは脚の付け根です!骨盤が前後に傾いたり、腰が反れたり、左右にぶれたりすると効果が出ません。膝と足首の角度は90度を保ち、骨盤を安定させて行うことがポイントです。
バックキックの動きで、ハムストリングスやお尻にアプローチするエクササイズです。腿の裏側を使えるようになると、前腿に余分な力が入らなくなるので、徐々に張りがなくなりスッキリしてきます。
ハムストリングスにはお尻を下から引き上げる働きもあります。エクササイズを続けることでお尻の位置も変わってくるはずですよ!
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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