【きつくない!】下半身のむくみや冷えがなくなる|太ももの大きな筋肉を鍛えるヨガ2選
気温が下がるにつれ、足先が冷たくなったり、脚のむくみを感じたりしていませんか? 血液やリンパを流してトラブルを解決するためには、下半身の筋肉を動かすことが欠かせません。今回は、下半身の中でも大きな筋肉である「太もも」を使うヨガのポーズをご紹介します。
大きな筋肉が集まる太もも
太ももは、「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」「ハムストリング」「内転筋(ないてんきん)」の3つから構成されています。それぞれの筋肉の役割を説明します。
大腿四頭筋
全身の中でもっとも大きい筋肉で、「大腿直筋(だいたいちょくきん)」「外側広筋(がいそくこうきん)」「内側広筋(ないそくこうきん)」「中間広筋(ちゅうかんこうきん)」から構成されています。主に、股関節を曲げたり、ひざを伸ばしたりする作用があります。
ハムストリング
「大腿二頭筋(だいたいにとうきん)」「半腱様筋(はんけんようきん)」「半膜様筋(はんまくようきん)」から構成されています。主に、股関節を伸ばしたり、ひざを曲げたりする作用があります。
内転筋
「恥骨筋(ちこつきん)」「大内転筋(だいないてんきん)」「小内転筋(しょうないてんきん)」「薄筋(はっきん)」から構成されています。股関節を動かしたり、伸ばしたりする作用があります。
太ももを鍛えるメリット
・基礎代謝が上がる…基礎代謝の約40%は筋肉維持に使われていると言われています。筋肉量が増えることにより、基礎代謝が上がり痩せやすい身体になります。
・下半身の安定…太ももの筋肉量が増えることで足腰が強化されます。腰やひざの痛みの軽減にもつながります。
・むくみや冷えの改善…リンパや血液は筋肉によって循環していきます。太ももの大きな筋肉を鍛えることで血液が循環しやすくなります。
お辞儀の戦士のポーズ〜簡易バージョン〜
①肩幅の1.5〜2倍に脚を開いて立ちます。
②右の足のつま先を90度外側に向け、左の足のつま先を少し内側に向けます。
③上体は起こしたままで、右のひざを90度曲げていきます。この際、足のつま先とひざは同じ方向に揃うように意識してください。
④身体の後ろで手を組み、上半身を前に倒していきます。
⑤このまま30秒キープをします。
⑥反対側も同じように行いましょう。
大ももの前面を伸ばすポーズ〜簡易バージョン〜
①右手にヨガブロックを持ち、右のひざを90度曲げます。この時、ひざの真下に足首がくるようにセットしてください。
②左のひざと太ももを床につけた状態で、左手で左足先をつかみ天井方向へ向けていきます。股関節が硬い人はひざが痛い場合があるので、ひざの下にタオルやブランケットを敷いて行いましょう。
③前ももの伸びを感じながら30秒間姿勢をキープしましょう。
④反対側も行っていきましょう。
動画で確認をしたい方はコチラ
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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