苦手を克服!ドルフィンポーズ上達のためのアイデア
ポーズを行えば平安と幸福が訪れるというものではない。これからもあなたはあなたのままだ。賢明な取り組み方、それは、好奇心に満ちた初心者の心を持ち続け、練習のなかで自分の限界と可能性を探っていくことだ。幼い子どものような自分がいて、どんな瞬間にも何かを探求し、思いがけない場所で宝物を発見していると思うといい。やがて、本当の魅力的な自分を探す旅に寄り添ってくれるプロップやドルフィン・ポーズのような基本的なポーズに出会い始める。プロップは、ポーズの基本的な力学を学び、自分の強みと弱みに向き合い、常に安全でいるのを助けてくれる。練習する時には自問してみよう。プロップを使うと、ヨギらしくないと感じるだろうか。やる気をそがれるだろうか。自分を誇らしく思えるだろうか。ヨガのポーズは所詮、困難や成功を前にして自分がどのように行動するか観察し、究極的には、どうしたらもっと幸せになって毎日の生活に深く関与できるかを理解するためのツールにすぎないということを忘れないでほしい。
プロップを使ったドルフィンポーズ
上腕が弱く、手首の内側が浮き上がって、両手が近づいてしまう場合
両手の間にブロックを置いてみよう。肘を肩幅に離して、手のひら、特に人差し指の指関節をブロックに押しつける。手首の下側が浮かないようにして、前腕を下に押さえつける。ブロックの縁に沿って指を前方に伸ばす。肘の内側を浮かせずに肩を肘から離すように強く引き上げる。
かかとが床につかず両脚を働かせるのが難しい場合
かかとをブロックの上に置いて(または壁に押しつけて)床から離してみよう。かかとを押し下げて、両腿の前面を働かせる。かかとの内側を外側と同じくらいしっかり接地させる。腿の内側を引き上げる。膝を前に向けて、壁を背に腿の内側をまっすぐにする。腿の最上部を積極的に働かせよう。両脚の前面を両脚の裏面に近づける。こうすると、ハムストリングが開いて肩の負担を軽減できる。
背中の上部が丸くなってしまったり、肩のところで崩れてしまう場合
ブロックが落ちないように壁を使って(ほかの人の助けが必要)、肩甲骨の下、胸椎あたりにブロックを置いてみよう。常に体がブロックに接触しているようにする。ブロックは、背中の上部を体の中央へと導く手のような働きをする。背中をブロックに押しつけすぎないこと。そうすると背中がさらに丸まってしまう。ブロックが落ちてしまう場合は、柔らかいブロックを用いるとよい。ブロックが安定せず、壁に近づかなければならない場合は、指をカップ状にして頭のブロックの底を覆い、壁に近づくとよい。
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