ぽっこりお腹は内臓下垂のせい?【呼吸で改善】メリットしかない骨盤底筋&腟トレーニング
いつまで経っても「下腹だけ痩せない」と悩んでいるあなたは、もしかすると内臓が下がっている(内臓下垂)かもしれません。そのまま放置してしまうと病気を引き起こしてしまう危険性もあります。今のうちからセルフケアを行い病気を防ぎ、ぽっこりお腹も改善させていきましょう!
内臓が下がるとは・・・?
私たちの体には骨盤の一番底にあって内臓(子宮、膀胱、直腸など)を支える骨盤底筋と呼ばれる場所があります。沢山の筋肉が張り巡らされているため骨盤底筋群とも呼ばれています。
骨盤底筋は、恥骨・坐骨・尾骨をつなぐハンモック状になっているため、何もしなければ重力に従い続け垂れ下がったままになってしまいます。すると、骨盤底筋の上に位置する内臓を支えきれずどんどん内臓が下がり、お腹がぽっこりと出てきてしまうことに!
骨盤底筋を鍛えないと起こりうるデメリット
・内臓下垂によるぽっこりお腹
・尿漏れ
・腟からの湯漏れ
・胃腸機能の低下
このような項目に心当たりがあり、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。重力に負けた骨盤底筋は女性の深刻な悩みを引き起こしやすいのです。
逆に、骨盤底筋を鍛えるだけでこれらの悩みの改善に繋がっていくのであれば、やってみる価値ありますよね!
呼吸がトレーニングになる!
骨盤底筋は体幹のインナーマッスルである腹横筋に付着し、横隔膜と連動しています。腹横筋と横隔膜を働かせることが骨盤底筋のトレーニングにつながるのです!
この二つの筋肉を働かせるためには、意識して行う”呼吸”が効果的。つまり骨盤底筋も呼吸で鍛えることができるのです!
とはいえ、日常的に行っている無意識の呼吸ではトレーニングになりません。1日数回意識的な呼吸を行ってみましょう。
骨盤底筋呼吸のやり方
準備
あぐらになり、恥骨から手のひら1枚分のスペースを開けて両手を床につきます。この時坐骨ではなく膣(すね)の上に体重が乗っていることを確認しましょう。
Step1.[胸式呼吸]鼻から吸って口から吐く。吐く呼吸は吸う呼吸の倍の長さで行ってみましょう(例:吸う息3秒ー吐く息6秒)
Stetp2.慣れてきたら、息を吐きながら腟をキュッとおへその方へ引き込む。(イメージ・・・トイレを我慢する/お尻の下に敷いたティッシュを吸い込む)
息を吸いながらリラックスしてお腹以外の力を抜く
Step3.30秒~1分程度自分のペースで繰り返す
骨盤底筋呼吸トレーニングは「動いている!」「出来ている!」とすぐには感じづらい部分です。しかし、隙間時間に少しの時間続けるだけで徐々に動くようになり、きちんと鍛えられます。気づいたときには、ぽっこりお腹が解消されていることでしょう!
動画で詳しいやり方を見る
骨盤底筋呼吸は、1分21秒あたりで始まります!
AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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