【老化で詰まって硬くなった背骨の対策に】背骨一つひとつのスペースをつくる「壁を使った簡単ワーク」

 【老化で詰まって硬くなった背骨の対策に】背骨一つひとつのスペースをつくる「壁を使った簡単ワーク」
Nobuhiro Miyoshi (RELATION)

姿勢を支える要となる背骨は、加齢や生活習慣によって硬くなりがちに。そこで、行いたいのが床と壁を使ったヨガワーク。安全かつ、効果的に背骨を整えることができます。

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重力に負けない強さと柔らかさのある背骨をキープ

「頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と椎骨が積み重なっている背骨は、重力の負荷がかかりやすく、骨格の中で最も早く老化するとも言われています」と梅澤友里香先生。
加えて、長時間座りっぱなしの姿勢を続けていたり、偏った日常動作のクセ、運動不足などによって筋力が低下することも、背骨の老化を加速させる原因に。
「背骨が老化すると、椎骨と椎骨の間が詰まったり、可動域が狭くなり体を動かしにくくなるほか、心身の不調を招くことにも。また、背骨には呼吸をするときに使われる横隔膜が付着しているため、背骨の動きが悪くなると呼吸が浅くなり、ヨガポーズにも悪影響を及ぼしやすくなります」
では、背骨を正常に整えるにはどうすればいいでしょう?
「まずは、今の背骨の状態を把握して。そのうえで、背骨にかかる重力の負荷を軽くする床を使ったワークと、背骨まわりの筋肉を正しく使うことができる壁を使ったワークを行います。無理はせず、背骨の安定性を高め、可動域を広げて、しなやかさを取り戻して」

壁を使ったヨガワークで「背骨の可動域」を広げる

正しい体の使い方を理解できることが、壁を利用するワークのメリット。加齢とともに狭くなる可動域を、安全に広げることができます。

頭頂を押すプランクポーズで背骨一つひとつのスペースをつくる

ワークのポイントは、頭頂と足で前後に引っ張り合うこと。体幹が安定して背骨を伸ばしやすくなるため、椎骨と椎骨の間に適度なスペースをつくることができ、可動域がグッと広がります。

①壁の前で四つん這いになり、壁と頭の間にブロックを挟む。ブロックを押しやすい頭の位置を探し、肩の真下に手、腰の真下に膝をセット。

82 体年齢は背骨で決まる!床&壁を使ってしなやかさを取り戻す背骨整えヨガ⑥
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)

②頭でブロックを押しながら両脚を後ろに引き、プランクに。頭を前、足を後ろに押し出して引っ張り合い、背骨を真っすぐ伸ばす。

82 体年齢は背骨で決まる!床&壁を使ってしなやかさを取り戻す背骨整えヨガ⑥
3〜5呼吸
体幹を意識する
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NG
腕の力に頼ると肩が上がり、お尻が落ちる。体幹が使えないと背骨も伸びない。

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教えてくれたのは...梅澤友里香先生
ヨガティーチャー、ウェルネスライフアドバイザー、モデル。わかりやすく親しみやすい指導に定評がある。

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ブラトップ¥19,800(ボトムとセット価格)、レギンス¥13,200、トップス¥12,100、レギンス¥11,000/すべてチャコット・バランス(チャコットお客さま相談室 0120-155-653)

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hair&make-up by Yagi
text by Minako Noguchi
yoga Journal日本版Vol.82掲載

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