「足首が固くてしゃがみにくい」「しゃがんだ時かかとがつかない」と感じたら|ほぐすべき意外な部位は
足首が固いと、日常生活で座りにくかったり、ヨガやスポーツをする際に支障を感じたりと影響が出やすいです。足首が固くて足首をストレッチしてみてもあまり変化を感じられなかったり、すぐに固まってしまう方は、足首と繋がっている筋肉が固い可能性があります。今回は、そんな方がほぐすべき部位をお伝えします。
足首が固い人がほぐすべきポイントとは?
足首が固い場合、足首のストレッチだけでは改善されないことが多いです。筋膜の繋がりから、以下の部位をほぐすことで足首の硬さを改善しやすくなります。
1. ふくらはぎ〜もも裏
足首が固いと感じたらまずはふくらはぎをほぐしましょう。多くの方がふくらはぎも固まっています。そして、ふくらはぎと繋がる太ももの裏側の筋肉もほぐしましょう。
2. 背中
足首が固い場合、筋膜の繋がりから背中が固い場合が多いです。足首をストレッチしてみてより固さが気になる方の足があれば、固い方の背中を押して固さを感じないか確認しましょう。多くの方が、固まっていたり張っていたりといった違和感を感じるでしょう。筋肉は繋がっているため、このように一見すると足首とは関係のない部位までもが固まってしまうのです。この固さを取り除くことによって、筋肉の強張りの連鎖が改善されます。
柔軟性がなくても運動不足でもできるほぐし方法とは?
体に固い場所があると、ヨガやストレッチもしんどく感じてついつい後回しにしてしまう方は多いです。今回は、柔軟性や普段の運動量に関係なくできるほぐし方をご紹介します。
フォームローラーを使ったふくらはぎほぐし
1. 長座で座り、右ふくらはぎの下にフォームローラーを敷きます。
2. 左足を右足の上に乗せ、両手を後ろに着き、前後にふくらはぎを動かしながらマッサージします。固い場所を見つけたらその部位を10秒ほど押しましょう。ふくらはぎの内側や外側など、周辺も押しながら固い場所を見つけてはほぐしましょう。
3. 反対側も同様に行います。
手だけで行うふくらはぎほぐし
1. 座った状態で右膝を立て、両手の親指をふくらはぎに当て、残りの4本指を脛に当ててふくらはぎを満遍なく押します。
2. 膝を外側へ倒し、脛の内側をマッサージします。脛の骨に親指を入れ込むようにして、膝〜足首まで押しましょう。
3. 膝を内側へ倒し、2と同様に親指で脛の外側をマッサージします。
4. 左足も同様に行いましょう。
しっかりほぐすなら動画を見ながらほぐしてみましょう
筋肉の繋がりを念頭にしっかりほぐしたくなったら、以下の動画を見ながら一緒に行ってみましょう。すべて行ってから足首の固さをチェックすると、楽になっているのを感じられるかもしれません。ガチガチに固まっている場合は、すぐに改善されなくても諦めずにこまめにほぐしてください。
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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