片付け=捨てる、ではない!片付けのプロが教える【片付けの真理】とは

 片付け=捨てる、ではない!片付けのプロが教える【片付けの真理】とは
Adobe Stock

どうしてもモノが多いと、捨てることも含めて、手放すことは不可欠です。収納スペースには限界がある。快適な暮らしは手放してこそ始まります。だからと言って、片付けを、捨てることと考えると、苦痛が伴うのは事実です。「まだ使えるのに捨てるなんて」「そもそも捨てるのが苦手」なのに頑張って捨てようとしたら、しかも大量、そりゃしんどくなります。ラクに手放せるようになる、片付けの真理をお届けします。

広告

捨てても良いものはたくさんありそうだけど、何を手放したらいいのかわからない。というあなたに読んでほしい!手放すことへ前向きになる2ステップをご紹介します。

手放せる人になる2ステップ

前にご紹介した「手放してもいい」と自分に許可を与えたり、物にも旬があると考えたりするほかにも、手放すことに前向きになる考え方をお伝えします。

こちらも参考に→「まだ使えるのに捨てるなんて…」手放すことに抵抗がある人へ伝えたいこと」

【前向きに手放す 2ステップ】

1.ゴミを捨てる

2.必要なモノを選ぶ

 

1.ゴミを捨てる

明らかなゴミは、捨てられますよね。

実際、収納やクローゼットの中に入っているモノを出してみると、穴が開いたり黄ばんだりした傷んだ服や、賞味期限切れが大量に出てきます。難しいことは考えずに、お役目を終えたモノは、感謝して家から送り出してあげましょう。

明らかなゴミをから捨てるのは、手放すことのリハビリです。前向きに手放すことに慣れて、手放すと気持ちいいことや、手放すことで得られるメリットを体感してください。

なお、処分の仕方がわからない場合は、お住いの地域の各自治体へ問い合わせてみてください。

2.必要なモノを選ぶ

モノがあふれている状況での「要らないモノ」探しは、大量にありすぎて疲れて、片付けを嫌いになってしまう恐れが高い(汗)

そこで、今よりラクに片付けられるようにするために、「捉え方を変える」です!

視点を変えて片付けてるみる。

「要らないモノ」選びではなく、自分にとって「必要なモノ」選びにする。

ご自身の理想の暮らしに「必要なモノ」は何だろうかと考え、そうじゃないモノから手放していくと、手放す苦しみはうんと減ります。

選ぶこと
 Photo by Leah Kelley on pexels

「片付け=捨てる」ではない

片付ける時、モノが多すぎると、手放すことは避けられない。

ただ、手放す上で覚えておいて欲しいことは、「手放すモノを選ぶ」のではなく、あなたにとって「必要なモノ」を選んでいく姿勢です。

家に残すか手放すかを判断するとき、「不要なモノ」かどうかで決めるのではなく、「必要なモノ」かどうかで選んでいきます。

あなたにとって、「必要なモノ」「大切なモノ」を選ぶ。

あなたが、それがあると幸せを感じるモノです。

大事だから、何度も言ってます。(くどい)

Tシャツ1枚、本1冊、包丁1本に至るまで、あなたが使っているモノは、なぜそれを選んでいるのか、それが必要か、それがないと困るのか、どれだけあればいいのか、など考える。片付けは、自分らしくご機嫌に暮らせる手段の一つになります。

まず手放すべきは、完璧主義

手離すことが苦手な方から「必要じゃないモノを手放したい気持ちはあっても、たくさんありすぎて、ゼロになんてできない」というご意見をいただきます。

はい。ムリにゼロにしなくて構いません。

 

必要なモノ > 必要じゃないモノ

 

ゼロを目指すのではなく、あなたにとって必要なモノが、必要じゃないモノより多くなるように、でOKです。

あと、「必要じゃないモノ」を、すぐに処分しなくても大丈夫。普段の収納の使いやすい場所から、よけることができたら上出来です!しばらくして、よけたモノの中から、やっぱり使いたいのがあれば、ひっぱり出してくれば結構です。結局、なくても困らないと思えたら、ラクに手放せます。

大事なのは、あなたにとって「必要なモノで暮らす」を味わってみること。そうすると、手放すことに前向きになって、お片付けのスイッチが入りやすくなります。

あなたにとって、何が必要ですか?何があると幸せですか?

広告

AUTHOR

黒山みちよ

黒山みちよ

片づけたい!変わりたい!を応援する整理収納アドバイザー。整理収納アドバイザー2級講座は毎月開催(オンライン、大阪)。心理学を活かした手放し方や、自分と向き合うワークショップ・個人セッションも人気。収納スペースも、心も、余白があるとラクになる!余白づくりの大切さを、stand.fmでほぼ毎日配信中。 ◆心理カウンセラー/米国NLP協会:トレードマーク:認定NLPマスタープラクティショナー



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

選ぶこと