【28年の研究結果が実証】「心血管疾患による死亡リスク」を低減!オリーブオイルを食べる利点とは

 【28年の研究結果が実証】「心血管疾患による死亡リスク」を低減!オリーブオイルを食べる利点とは

知っておきたいオリーブオイルのメリット。

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私たちの媒体が、オリーブオイルの大ファンであることは皆様ご存知の通りかと思います。脳や骨、神経を保護し、健康に役立つという、オリーブオイルの無数の効能は素晴らしく、オリーブオイルの風味もたまりません。さらに、料理やお菓子作り、グリルなどにも使える万能選手です(もちろん、焼きたてのパンにつけてもOK!)。

オリーブオイルを楽しむ多くの利点は、研究によって裏付けられています。この万能オイルの最大の利点の1つは?それは、心臓に良いということです。そして今、研究者たちは、オリーブオイルがこれまで考えられていたよりもさらに心臓の健康に役立つかもしれないことを発見しています。これを読んだら、キッチンに立つたびにオリーブオイルに手を伸ばしたくなることでしょう。

オリーブオイルをもっと取り入れると、心臓に大きな良い影響を与える可能性がある

オリーブオイルを毎日の食事に取り入れることは、それだけでも健康的な習慣ですが、新しい研究によると、他の代替品の代わりにエキストラバージンオリーブオイルを使用すると、その影響はさらに有益になる可能性があることが示唆されています。

学術誌のアメリカ心臓病学会ジャーナル(Journal of the American College of Cardiology)に掲載された研究によると、1日に7g以上のオリーブオイルを摂取すると、心血管疾患に関連した死亡リスクを低減できる可能性があるとのことです。しかし、それだけではありません。この体に良いオイルは、がん、神経変性疾患、呼吸器系疾患に関連する死亡率リスクの低下にも役立つと言います。

研究者たちは、1990年に開始された女性60,582名と男性31,801名のデータを調査しました。28年間にわたり、参加者の特定の食品、油脂の消費量を評価するフォローアップを行いました。研究者たちは、サラダドレッシングに含まれるオリーブオイル、料理やパンに塗るオリーブオイル、パンや料理に使うオリーブオイルの3つの主要な項目を合計して、各個人のオリーブオイル摂取量を算出しました。そして、植物油、マーガリン、バター、乳製品、その他の脂肪の摂取量と比較しました。

その結果、ほとんどの参加者が、1990年には1日約1.6gだったオリーブオイルの摂取量を、2010年には1日約4gに増やしていることがわかりました。そして、オリーブオイルの摂取量が多い人は、オリーブオイルをほとんど摂取しない人や全く摂取しない人に比べて、心血管死亡のリスクが19%低いことも実証された。また、オリーブオイルを愛用している人は、がんの死亡リスクが17%、呼吸器系の死亡リスクが18%、神経変性疾患の死亡リスクがなんと29%も低くなっています。

しかし、その効果はこれだけにとどまりません。これらの健康上の懸念や症状の死亡率を下げるだけでなく、研究者は、オリーブオイルを多く摂取している参加者は、一般的に身体活動が活発であることも発見しました。また、オリーブオイルの摂取量が少ない人に比べ、野菜や果物の摂取量が多いことも分かりました。

総合的に言えば、これらのポジティブな関係は、心臓をできるだけ健康に保ち、心血管疾患による死亡の潜在的なリスクを低減するための素晴らしいニュースだと言えます。

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By HEATHER ADAMS
Translated by Hanae Yamaguchi

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ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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