LA在住エコ活動家Natsukoさんに聞く!今日から始めたくなる、楽しくゴミを減らすアイディア
小さな子どもがいてもゴミを減らすための工夫
——ゼロウェイストを実践する中で苦労していることはありますか?
Natsuko:社会と関わっていく中で妥協しなくてはいけない点もたくさんあります。
特に子どものことが多いですね。学校で配られるおもちゃやペットボトルやプラスチック包装をされているお菓子があったり…けれど、これは個人の責任と言うよりも社会全体のシステムの問題です。自分でコントロールできないことを嘆いても仕方がありません。
自分の中で基準を決めてその範囲でできることをやることが大切だと思っています。
——小さいお子さんがいながらゼロウェイストを実践する工夫は何かしていますか?
Natsuko:子どもにはなるべくきちんと説明するようにしています。
まだ小さいですが「どうしてペットボトルのお水を買わないのか」など、年齢に合わせて説明すれば子どもなりに理解してくれます。
子どもたちも家の中ではゴミを出さないように心がけてくれていますし、学校でも「ゼロウェイスト」について友達に話したりしているようです。
ゼロウェイストを続けるためには?
——「つい忘れてしまう」と言う人も少なくないマイ〇〇持参。習慣化するコツはありますか?
Natsuko:自分のお気に入りのアイテムを見つけるのはおすすめです。わたしも本当に大好きなマイカップに出会えたので「これを持っておしゃれなカフェでお茶をしたい」という気持ちがモチベーションにつながりました(笑)
あとは、玄関にマイバックをかけておくのもおすすめです。マイバックの中には、マイカップやマイカトラリー、何か小さなものを買った時のために小さな巾着袋をいれてあります。玄関においておけば、必ず目に入るので忘れることはありません。
——ゼロウェイストを不便と感じることはありますか?
Natsuko:わたしは不便だとは感じていません。簡単に言えば、慣れればできるといったところでしょうか。焦る必要はないので時間をかけて自分のできることを続けていくことが大切だと思います。
完璧にやろうとするのはやはり苦しい。忙しくて毎日できないのであれば、例えば週末だけはマイカップを持ち歩くようにするなど、続けやすいことから始めるのがいいかもしれません。やり方は人ぞれぞれでいいんです。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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