食べすぎたのは意志の弱さが理由じゃない!ダイエットの天敵を撃退するダイエット朝ごはん

 食べすぎたのは意志の弱さが理由じゃない!ダイエットの天敵を撃退するダイエット朝ごはん
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石松佑梨
石松佑梨
2022-07-01

食べすぎたのは意志の弱さが理由ではありません。人間は慢性的なストレスによって食欲が増えます。その仕組みはホルモンバランスの乱れによるものでした。実際にストレスを感じやすい人は、そうでない人に比べて体脂肪がつきやすいこともわかっています。 ダイエットを成功させたいのであれば、食事制限や筋トレの前にストレスを取り除くことが重要だったのです。

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ストレス太りのしくみ

ズバリ!

人間はストレスを感じ続けると食欲が増えます。その仕組みは以下の通りです。

  1. ストレス発散のために過食する
    (→やけ食い)
  2. 基礎代謝を上げるホルモンの分泌が低下する
    (→基礎代謝が下がり、太りやすくなる)
  3. ストレスによる睡眠不足がホルモンバランスを乱す
    (→食欲をコントロールするホルモンのバランスが乱れ、食欲は増え、空腹を感じやすくなる)

つまり、ダイエットを成功させたいのであれば、食事制限や筋トレの前にストレスを取り除くことが重要だったのです。

ストレスを制するものが食欲を制す

ストレスケアにおすすめしたいメニューは、セロリの葉っぱふりかけです。作り方はとてもシンプルで、細かく刻んだセロリの葉っぱを油で炒めて、しょうゆとみりんで味をととのえ、かつお節とごまを和えるだけのものです。

セロリの佃煮

ストレスケア食材①:セロリ

セロリ
photo by Adobe Stock

カーッとこみ上げる怒りをクールダウンさせてくれるのがセロリです。更年期障害によるほてりやのぼせにもおすすめの食材です。セロリの香りには自律神経をととのえ、イライラやストレスを緩和する働きがあります。じつは、この香り成分は茎よりも葉の部分に多く含まれています。茎だけ使って葉は捨てるという方も多いかもしれませんが、じつはストレス発散に効果的なのは葉の部分なのです。

スープに入れても美味しいですよ!

ストレスケア食材②:かつお節

かつおぶし
Adobe Stock

私たちはストレスを感じると、それを発散させるために、甘いものをドカ食いするなどして一時的にストレスを緩和させようとします。甘いものを食べた時に幸せを感じさせてくれるホルモンが「セロトニン」です。

かつお節に多く含まれているトリプトファンやビタミンB6はセロトニンの材料です。普段からセロトニンの分泌をリッチにできれば、ストレスを感じにくくなります。また、セロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」の材料として睡眠もコントロールしています。

つまり、セロトニンは根本的なストレス回避としても、睡眠の質を向上させるためにも働いてくれるホルモンなのです。また、かつお節の香りにはリラックス効果があります。詳しくはリンク先の過去の投稿記事を参照ください。

いかがでしたか?

今日も頑張りすぎない食トレで燃える一日をお過ごしください。いってらっしゃい!

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石松佑梨

石松佑梨

サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。



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