【ぎっくり腰を繰り返す人の共通点】ぎっくり腰再発を予防!硬〜いお尻をゆるめる1分ストレッチ
なると辛いぎっくり腰。一度治ってもまた再発してしまった人は多いですよね。ぎっくり腰を繰り返してしまう人には、ある共通点があります。その原因と、再発させないためにできる座ったままのセルフケアを紹介します。
ぎっくり腰を繰り返す人はこんな人!
ぎっくり腰とは、正式名称が「急性腰痛症」と呼ばれ、腰部の筋肉や関節が損傷し炎症を起こした状態のことをいいます。重いものを持ったときだけに限らず、くしゃみをしたとき、立ち上がった瞬間、あるいは運動したときなど様々な動作がきっかけでおこります。腰部が突然激しい痛みに襲われ、日常生活もままならなくなってしまうのが特徴です。しばらくして痛みが治まって生活が元どおりになったとしても、時が経ってまた再びぎっくり腰になってしまうケースが多いです。どうして何度もぎっくり腰になってしまうのでしょうか。実はぎっくり腰を繰り返してしまう人は、体に次のような特徴があります。
1.姿勢が悪い
2. 背面の筋肉が硬い
3. ほとんど体を動かさない
4. 腰に負担をかける動作をしがち
ふだん猫背の人は背骨の歪みだけでなく、骨盤も後ろに倒したような状態になることが多いです。この「骨盤後傾」という姿勢は骨盤にある筋肉を緊張させ、歪ませてしまうことで痛みを感じやすくなります。
猫背と骨盤後傾の人の多くは体の背面の筋肉が硬いです。背中にある脊柱起立筋という筋肉や広背筋、腰にある腰方形筋、お尻の大殿筋や中殿筋、太ももの裏側のハムストリングス。これら背面の筋肉の柔軟性が失われていると筋疲労が蓄積していき、ちょっとした動作で腰に負担がかかってしまい、炎症を起こしやすくなります。
骨盤を覆うお尻の筋肉をゆるめよう!
体の背面の筋肉の中でも、とくに骨盤周辺の筋肉の硬さはぎっくり腰を繰り返してしまう大きな原因につながります。骨盤周辺にある殿筋群は緩めることで痛みの軽減や再発防止につながります。
やり方
①椅子の上に背筋を伸ばして座る。
②右脚を引き上げ、左膝のすぐ上の太ももに右足首の外くるぶしを乗せる。
③背筋を丸めず、上半身はまっすぐなまま、徐々に腹部を脚に近づける。
④お尻が心地よく伸びてくるのを感じながら呼吸を続け、30秒〜1分程度(目安としては伸びが感じられなくなるところ)キープする。
⑤反対側も同様に行う。
ここで大切なのは、背骨を丸めて顔だけ前にいかないよう背筋はまっすぐ伸ばした状態で行うことです。深く倒れられなくてもいいので、お尻の筋肉が痛くなり過ぎず、心地よく感じられる程度でじんわりとストレッチしていきましょう。
AUTHOR
君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、同氏の指導者養成講座を修了し、ヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年、日本ヨーガ瞑想協会講師登録/2019年、全米ヨガアライアンスRYT200取得
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