片付けられないのは性格や環境のせいだけじゃない|片付け苦手なあなたが取り入れたい思考

 片付けられないのは性格や環境のせいだけじゃない|片付け苦手なあなたが取り入れたい思考
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miyaco HSP 整理収納
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2022-03-11

片付けが苦手な方の中には、「私は片付けられない性格だから」「我が家には収納スペースが少ないから片付かない」と思う方も少なくありません。性格や住環境以外のことが原因で片付けが苦手だと思い込んでいる場合も。今回はそんな「片付け苦手さん」が取り入れると良い思考についてです。

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片付いた部屋での暮らしをイメージする

片付けが苦手な方が断捨離してモノを減らしたいと考えた時、まずは「片付いた家でどのような暮らしがしたいのか」をイメージしてみましょう。

・探し物をする時間を減らしたい

・時間にゆとりを持って家族と笑顔で過ごしたい

・好きなインテリアを楽しみたい   

など。                                                  

なんとなくゴタゴタしてるから片付けたい、とりあえずスッキリさせたいと思って片付けを始めるのも悪くはないですが、片付いた空間で自分が暮らしている姿を少しでも思い描いてみると、どこをどのように片付けようというような目標が見えてきます。

漠然と片付けをして続かない場合は、できるだけ具体的に、スッキリ片付いた部屋での生活をイメージしてみると良いでしょう。

目標を高く持ちすぎない

おしゃれなインテリアにしたいと考えて、雑誌やSNSを参考にする方も多いですよね。ですが、片付け苦手さんはいわゆる「映えるインテリア」をいきなり目指すと挫折しやすい傾向があります。

私自身も、整理収納を学ぶ前はとにかく形から入るタイプで、とにかく写真に載っているインテリアと同じにしないと気が済まなかったのですが、完成してみると全くしっくりこなくて続きませんでした。

形から入ることが悪いことではありませんが、自分の暮らしに合った収納や、自分が本当に心地よいと感じるインテリアは、雑誌やSNSには載っていません。

もちろん雑誌やSNSを参考にする事は良い事ですが、それらに急に近付けようとすると、収納用品やインテリア雑貨ばかりに意識が向いて、モノが減らないままの状態になりがちです。

まずは「1日1箇所10分」から

片付けが苦手な方は、いざやろう!と思っても作業に取り掛かっても挫折してしまう方が少なくありません。

そういう場合、一度にたくさんのものを処分しようとしている場合が多いです。

一度にスッキリさせるのも悪くないですが、片付け苦手さんはまず、「1日1箇所10分」を習慣化することから始めると良いです。

引き出しの1段目だけ、下駄箱の1段目だけ、キッチンのカトラリー類だけ等、『今日はここだけ』と決めた場所だけを、10分間整理したり掃除したりする。10分でも長いと感じたら、5分でも構いません。

自分自身を甘やかすと言うと聞こえが悪いかもしれませんが、自分に対して高いハードルを用意すると、当然ながら飛び越えられずに

『またできなかった…』と、落ち込むことになります。寝る前や朝など、ご自身の生活リズムで行いやすい時間帯ならいつでも構わないので、小さな片付けを継続すると良いでしょう。

性格や環境を変えることが難しくても、ほんの少しの意識で少しずつ

片付け苦手さんが、急に片付けられるようになるのは、よほどのことがない限り難しいです。

ですが、1日の中でほんの少しの時間でも片付けに意識を向ける事ができれば、時間はかかっても結果が出る時が来ます。

『部屋を片付けて自分はどうなりたいか』

『片付いた部屋でどのような暮らしがしたいか』

性格や環境のせいだと諦める前に、一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。

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HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。



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