体側伸ばしで目のかゆみがラクになる?花粉症の季節、症状を悪化させないために日々できること
今年は花粉の飛散量が例年の2倍とも言われています。すでにたくさん飛び始めていて、わたしの友人たちもなかなかつらそうにしています。私自身もひどい花粉症でしたが、ここ数年はいくつかのセルフケアでほとんどコントロールしています。かなり飛散量が多い日には稀に鼻水が出ることもありますが、花粉症の季節が憂うつでなくなりました。わたしが実践してるいまからできる症状を悪化させないためのセルフケアのうち、今回は目にフォーカスして紹介していきます。
花粉症の季節、症状を悪化させないために日々できること
まずは生活のリズムを整えるために朝起きたら朝日を浴びて、日中に交感神経を適切に働かせるために少し汗ばむ程度の運動をするのがおすすめ。気温があたたかくなってからでなく寒い時期からはじめましょう。身体を動かす際には胸を開くような動き(例えばキャット&カウ や太陽礼拝など)もとりいれて背骨周辺をしなやかにしていきましょう。
後半で書いていきますが目を休めるのも大切。寝る1~2時間前は目を休めるためにパソコンやスマートフォンを手放して目を閉じて腹式呼吸をしていきます。おなかに手を当ててお腹を風船のようにイメージして吐いたときに風船が小さくなりお腹が凹み、吸ったときは脇腹や腰の方も広がりふくらむイメージで行っていきましょう。
交感神経と副交感神経が両方適切に働いている状態が心身ともに健やかな状態です。自律神経を整えることで免疫の過剰な暴走を抑えることにつながっていき、症状が出にくくなったり症状がひどくなったりするのを緩和してくれます。
目のかゆみがあるときのセルフケア
目を洗浄するなどとともに目のかゆみによいツボケアもとりいれてみましょう。
手の甲の親指と人差し指の間を手首側にたどっていき、骨に当たった箇所を人差し指側に指で押す。息を吐きながらやさしく圧を深めていき、息を吸いながら圧を抜くを5呼吸ほど繰り返します。
目に関わりが深い肝経は春の季節に滞りやすくなる
ここからは春の季節に滞りやすく季節的に花粉症とも関わりがある肝臓にかかわるツボのラインをほぐすセルフケアとポーズを紹介していきます。
肝臓は目にとても関わりが深いので目が充血していたり、目の疲れを感じるときにも行ってみてください。肝臓のためにも目を休める習慣は大切ですね。爪に縦シワが多いときも肝臓が弱っているときにでやすいとされているのでそんなときにもおすすめのポーズです。
おすすめポーズ 脚を開いた側屈
1,足の甲の親指とひとさし指の間の骨(中足骨)を足首側に上がっていき骨に当たったところを気持ちよい範囲で指で押したり、足の親指とひとさし指の間のラインをこすってほぐします。
2,両脚を開いてマットに座ります。
3,手を頭上に伸ばし、左右に上体を倒してみて楽な方(柔らかい方)をチェックしましょう。
4,柔らかい側から側屈を行います。
まず、胸を張り、上体を上に引き上げて腰が丸まらないように(やや骨盤を前傾させる)してください。腰がどうしても丸まってしまう方はおしりの後ろ側にクッションなどをはさんで腰を立てるようにして上体を横に倒していきましょう。座骨を床から離さないようにして5~6呼吸ホールドします。座骨が床から浮いてしまう方は身体を倒す側とは逆側の脚を片足だけ折り曲げて行いましょう。
5,反対側も行います。左右の硬さに差がない方は同じく5~6呼吸ホールド。左右差があった方は硬い方を少し長めに7~8呼吸ホールドします。
※セルフマッサージは痛いのを我慢して行わずに気持ちよい範囲で行いましょう※たくさん倒すことよりも座骨を浮かせないことと、胸をはって腰がまるまらないようにするところが大切です。
効果や原因には個人差がありますが、ひとりでも楽になる方かいらっしゃればうれしいです。
AUTHOR
仁平美香
WAY-TOKYOヨガ&ボディケアサロン主宰 パーソナルヨガおよびグループレッスンの他、オイルマッサージ、指圧整体等を様々な年代のクライアントに提供。ヨガ講師(WomensAwarenessYoga、月経血コントロールヨガ、産後、マタニティヨガ等、講師養成スクールにて講師育成を行うほか、イベントやレギュラークラスで指導中)、栄養士。女性のためのヨガ協会代表。「カラダをゆるめてこころを整えるはじめての月経血コントロールヨガ」「医師もすすめる血管美人ヨガ」等8冊の著書がある。雑誌・WEB等コラム連載&監修多数。
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