【股関節の可動域がみるみる広がる】重力を使った気持ちいい「寝ながらヨガストレッチ」
股関節が柔らかい方が良いのはなんとなく分かるけど、股関節のストレッチって痛いイメージがあるという方は是非お試しください。重力を使って寝たまま気持ち良い股関節ストレッチをご紹介します。
股関節の役割と硬くなる原因
股関節は歩く、走る、立つなどの動きに関与し、上半身を支え、骨盤、大腿骨と結合しながら下半身の動きを安定させる役割を担っています。股関節とは骨盤と大腿骨の結合部分をさします。日常生活において運動する機会が減っていたり、長時間のデスクワーク等で座りっぱなしの姿勢を続けていると、股関節の可動域は狭まりますます股関節は硬くなっていきます。股関節が硬くなると、股関節に関連する筋肉も硬くなってしまいます。
股関節の柔軟性が上がると得られるメリット
股関節の柔軟性が上がると、さまざまな良い効果があります。
・冷え性やむくみの緩和
股関節周辺にはリンパが集中しているため、股関節をほぐすことで血流やリンパの流れが改善されて、老廃物や余分な水分等を溜め込むことなく冷え性やむくみ、疲労の緩和に繋がります。
・骨盤の歪みが改善され姿勢改善
股関節が硬いと、骨盤が前や後ろへ引っ張られることにより姿勢が悪くなりますが、股関節周りの筋肉が柔らかくなることで骨盤の歪みが改善されて、骨盤が整うことで背骨の歪みも整い、姿勢改善にも繋がります。
・腰痛改善
股関節は衝撃を吸収し上半身への負担を和らげるクッションのような役割があります。その為、股関節が柔らかいことで歩く、走る、立つなどの動作時の衝撃をしっかり吸収し腰痛や肩こりを和らげます。
・運動のパフォーマンス向上
股関節が柔らかくなることで可動域が広がり下肢の動きがスムーズになります。足腰の筋肉に負担をかけることなくダイナミックな動きが可能となり、運動のパフォーマンスアップに繋がります。
・怪我の防止
股関節は上半身と下半身を繋ぐ部分なので日常生活多くの動きに関与しています。しかし股関節が硬いと、様々な動作時にうまく動かずに他の部位、例えば膝関節や腰などで動きをカバーしようとし、そのカバーしている部位に負担がかかり、怪我や痛めるなど生じやすくなります。その為股関節の柔軟性を上げることで、怪我の防止に繋がるのです。
重力を使ってできる「寝ながら股関節ストレッチ」
〈やり方〉
①膝を抱えて仰向けになります
②股関節をゆっくり広げます
③膝・腿の上に腕を乗せます
④ゆっくり呼吸
⑤ゆらゆらと揺らします
⑥ゆっくり呼吸
Instagram:yuki.nakamura.yoga
AUTHOR
中村優希
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。主宰のオンラインレッスンや板橋のヨガ教室の他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師、ヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務めるなど多岐にわたる。長年新体操やヨガで培った経験から、美しい姿勢や柔軟性を高める体の使い方なども伝えている。"心身が整いほぐれるレッスン"効果を感じ分かりやすい!と人気を集めている。 Lani yoga主宰
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く