2月7日「旧七草」から始めるデトックス|管理栄養士が教える朝食
立春も過ぎ、暦の上では春を迎えましたが、まだまだ冬の寒さは続きそうです。2月7日は旧暦での七草です。新暦の七草は1月7日ですが、まだ立春を迎えていない冬に、春の七草でデトックスするのは、わたしたちの体と合っていません。 そこで、旧七草の朝食にこそおすすめしたいのが七草粥です。 活動の春に向けて本格的にデトックスをはじめ、代謝を高めていきましょう。
立春も過ぎ、暦の上では春を迎えましたが、まだまだ冬の寒さは続きそうです。
2月7日は旧暦での七草です。新暦の七草は1月7日ですが、まだ立春を迎えていない冬に、春の七草でデトックスを始めるのは、わたしたちの体には少しハードです。
そこで、旧七草の朝食にこそおすすめしたいのが七草粥です。
活動の春に向けて本格的にデトックスを始め、代謝を高めていきましょう。
食べるデトックスとは?
冬は脂肪とともに有害物質を溜め込みやすい時期です。有害物質は解毒後に便や尿、汗、呼気などから排出されるため、それぞれの排出する力を高めて行くことが必要とされます。
デトックスには、なんといっても胃腸を休めることが重要です。断食(ファスティング)は胃腸を休めることで、本来人間が持っているエネルギーをデトックスに使うものです。「数日間、何も食べないファスティング」はハードルが高いですが、食べすぎた次の食事を抜くだけも胃腸は休まります。
デトックスの7割以上が便によって行われていると言われています。発酵食品や食物繊維、オリゴ糖などを積極的に摂ることで、毎朝の快腸習慣を整えましょう。
尿量が少ない人は水分を意識して摂りましょう。体の余分な水分を押し出すのは水分です。汗をかきにくい人は岩盤浴なども活用してしっかり水分を巡らせていきましょう!
また、柑橘やハーブティーの香りは滞った気を巡らせます。血流も改善するため、老廃物の運び出す力が向上します。ヨガの深い呼吸とともにデトックス力を高めていきたいですね。
今日こそ、七草粥を食べましょう!
七草粥は一般的に朝食でいただくものです。できれば、全粥よりも水分の多いサラッとした粥で胃腸を休めてあげましょう。
春の七草とはセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロのことです。
七草をはじめ、食べ物の『苦味』にはデトックスの働きがあります。これから、山菜や菜の花のように苦味をもつ植物が多く出回る時期を迎えます。旬のものを食べていれば自然とコンディションが整うというわけです。ただし、デトックス食材には体を冷やすものが多いので、温かい料理でいただきましょう。
頑張らない食トレで、サステナブルな健康を!
AUTHOR
石松佑梨
サッカー日本代表選手をはじめ、世界で活躍するトップアスリートたちの専属管理栄養士として従事。のべ2万人以上に提供してきた「頑張らない食トレ」を武器に、近年は企業の健康経営や地域創生も展開する。幼い頃から「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」で、誰もがおいしく食べて健康になれる社会を目指している。著書に『過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー』(かんき出版)がある。
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