【股関節】可動域が広がる!股関節を正しい位置に戻す簡単ストレッチ
股関節の可動域を広げるためにいきなりストレッチをしていませんか?股関節の可動域を上げるためにまず最初にやっていただきたいのが、股関節を正しい位置に戻すことです。股関節の位置が正しくないと、可動域を上げるどころか股関節の動きが悪くなったり、怪我に繋がることもあります。股関節をはめ込むようなストレッチを行うことが可動域を広げ、股関節の状態がより良くなっていきます。まずは股関節のサインを見ていきましょう。
股関節の位置、正しい?チェックしてみよう
・股関節の動きが悪い
・開脚がしにくい
・骨盤が立たない
・股関節が詰まっている感覚がある
・股関節を大きく動かすと外れるような気がする
股関節が硬い、股関節の可動域が狭いと感じている方でこのサインが1つでも当てはまれば、股関節が正しい位置にない可能性があります。股関節が正しい位置にない状態で可動域を広げると怪我をします!
股関節が正しい位置にない状態で可動域を広げるストレッチを行うと怪我に繋がりかねません。
無理に股関節を広げるストレッチを行うと、股関節を動かし支える筋肉を無理に伸ばすことになるからです。例えば、つけ根が痛い、脚を開いたり動かすと股関節自体が痛い、内ももの肉離れなどが引き起こされます。
股関節の可動域を広げたい、股関節を柔らかくしたいと考えている人ほど注意してほしいのです。
必要なのはお尻の筋肉
股関節を正しい位置に戻すために最初に鍛えたいのがお尻の筋肉です。
大臀筋というお尻全体を覆っている大きな筋肉があります。この大臀筋が股関節をはめ込み、股関節の動きを安定的に滑らかに動かすための役割をしています。今回ご紹介するストレッチでは左右のお尻を中央に集めるように力を入れることで大臀筋を収縮させる動きです。最初はうまくお尻に力を入れることができないかもしれません。何度も繰り返し行うことで、自力で左右のお尻に力を入れることができればOKです。
それでは、ストレッチをやっていきましょう!
股関節の可動域を広げる!股関節のはめ込みストレッチ
やり方1)お尻を引く
脚を骨盤の幅に開いて立ち膝になります。そこからお尻を後ろに引いてください。お尻は踵につけず、浮かせてください。
2)お尻を中央に寄せる
立ち膝の状態に戻り、右と左のお尻を中央に寄せるイメージで力をぎゅっと入れてください。この時、つけ根が伸び骨盤が立っている状態を意識してください。5〜10回行ってください。
3)力を抜いてリラックス
最後は、お尻を踵につけてリラックスしてください。この時につけ根の力が抜けているとOKです。
股関節の可動域を広げたいと思っている方こそ、怪我を予防するためにも股関節のはめ込みストレッチを行ってください。股関節の可動域が上がるだけでなく、股関節自体の動きも良くなることが期待できます。
AUTHOR
伊藤みなみ
日本女子体育大学を卒業後、ピラティスインストラクター/パーソナルトレーナーとして指導開始。バレエ歴25年。トレーニング指導歴10年。パーソナルトレーニングサロンitomii代表。企業での講師業やライブ配信も行っている。しなやかに動く体作りをモットーに、初心者でも無理なくできる・体が変わるエクササイズを発信中。
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