ヨガでムキムキの体つきに!?筋肉のつきやすい人が注意すべきポイント
日本を代表するヨガ指導者・綿本彰さんによるお悩み相談連載。今回は、「ヨガを集中的に練習するうち、下半身や肩周りがムキムキになり、たくましくなってしまった」という悩みに回答する。
ヨガを始めて、ヨガにハマり、集中して練習しているうちに体に変化が起こるのは当然のことであり、うれしいことでもある。ただ、一方で、筋肉がつきやすい人にとっては「ヨガを始めてから体つきがたくましくなった」「肩回りがムキムキになってきた」「下半身がサイズアップしている」という人もいるようだ。男性ならまだしも、女性にとってはちょっと悩ましいところ。ヨガ中、どんなことに気をつけるべきなのだろうか―綿本先生のアドバイスとは?
ムキムキにならないためには、呼吸を柔らかくし骨に近い筋肉だけを使おう
「ぜひポーズ練習中、特につらいポーズを取っている時の呼吸を、一度意識してみてください。パワフルで勇ましく、何かに立ち向かっているような呼吸をしているようでしたら、アウターマッスルの使い過ぎだと思います。
もちろんその行い方でも、一定のピークを迎えるとランニングハイのような脱力が起こってパワフルに動けるのですが、そういった状態が来ないようでしたら、体の使い方を変えるか運動負荷を減らさない限り、筋肉は落ちていかないかと思います。
つらいポーズを力尽くで乗り切るのではなく、気分がいい時に起きる体の芯の伸び、つまりアウターマッスルをリラックスさせ、骨に近い筋肉だけを使うようにしてみてください。呼吸が柔らかく変化し、きっと内側から体が引き締まり、ムキムキ感がなくなっていくことでしょう」
教えてくれたのは...綿本彰先生
日本ヨーガ瞑想協会会長、綿本ヨーガスタジオ主宰。父である同協会名誉会長、故・綿本昇師からヨガを学ぶ。大学卒業後インドに渡り、各地でヨガ、アーユルヴェーダの研修をし、帰国。1994年にヨガの指導をスタート。
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